直球勝負のとき。
まさにそれが迫るとき、
何物も携えずとも立ち向かう。
自らにそれが訪れるときは勿論、
大切な人やことや物でもそうだ。
他に何の理由もない、
ただそれだけのために立ち向かう。
そういう時が必ず、
人生の中では訪れる。
その時、
いかにして心を立ち向かわせるか。
それはひとえにこうだ。
無心、
そして注力。
一点集中。
他の何物をも一度横に置き、
ただひたすらにその対象に注力する事。
ただひたすらに。
そして無心に。
一点のみに集中して。
限りある時間にも膨大な量を可能にならしめ
限りある物量をも膨大な量にさせ得り
限りある対象から分派した事柄をも成し得る
大元にある根幹を対処し尽くし
一気呵成に事を仕上げる。
そこに力が漲らせられ、
限りある力をも凌駕する。
俗に言う、
鍛冶場のくそ力だ。
信じる事だ。
その信念を。
念じる事だ。
漲ることを。
必ずそこにはそれが携えられ、
目に見えずとも力が入り、
完遂することを目の当たりにするだろう。
信ずること。
念じる事。
必ずそれは届き、
想像を凌駕する。
信じる事のみが、
現実にする。