かつての皆がそうであったように、

御多分に洩れず僕もさまざまな悩みを抱えていた。


いつでもどこでもどんな時も、

変わらない何かを求めて感慨深くなっている

日々。


秋深くなるほどに、

冬の訪れる前のその期間、

大自然からこぼれ散るその雰囲気は、

誰彼となく心に響くものもある。


今この瞬間にも、

全てを投げ打って没頭するような何かに、

時を忘れたい衝動に駆られる時もある。


是が非でも、

成さねばならない事柄においてさえも、

同じような感覚にならんことを、

むしろ求め要求しているような節さえもある。


いついつまでもその時も、

心の赴くまま駆け抜けるその対象は、

悠久の時を超え変わることのない何かを孕んでいる。


いつしかどっぷりと填るそのときに、

見えない何かを感じて我を顧みる時、

本当に必要な何かにたどり着くことになる。


大自然の理は、

皆に平等に何かを語りかけ、

そして存在を許されていることを伝える。


必要なことと大切なことに、

我を忘れて注ぎ尽くすことは、

必ず間違いでないことを確信させる。


もうそれは最早、

過去の事例に関わらず、

その時が全てにおいての最新形、

そして最善だと身に染みる。


言わずもがな、

僕もそして皆も、

その意味では同類項、

同じ繋がりを持つ。


いつも最善である事を、

身に沁みそして分かち合い、

最進化への未来への序章としたい。


過去から未来への、

交差する序章として。