先程は道の駅「ピンネシリ」付近にある廃線になった国鉄「天北線」の「敏音知駅」跡を見学しました次の観光スポットは北海道中川郡美深町にある「美深トロッコ王国」です。
ここは、国鉄「美幸線」の廃線跡を利用して自走式のトロッコに乗車することができます。そして、そのトロッコは自分で運転することができ、廃線当時の車窓をそのまま楽しむことができます
美幸線は美深駅から仁宇布駅までを結んでいた地方交通線です。廃線当時は日本一の赤字路線と言われており、営業係数は4731でした(100円の運賃収入を得るのに、4,731円の経費を必要としていた。ちなみに山手線は営業係数40前後)。そのような経緯もあり、1985年廃線となりました。
トロッコの乗車受付をすると、記念の硬券が貰えます。
開始10分前になると、係員さんからの説明があります。
トロッコの乗車駅は「仁宇布駅」跡地にあります。トロッコは往復10km、所要時間は約40分です。
こちらが今回乗るタイプと同じトロッコです。アクセルとブレーキ・サイドブレーキ完備のトロッコです。
こちらから乗車します。
鉄道の廃線跡をそのまま使用しているので、踏切があります。廃線後は鉄道ではなくアトラクションの為、車が優先です。トロッコは一時停止する必要があります。
実際に美幸線が走っていた線路上を走るので、ジョイント音と揺れをそのまま体感できます。
鉄道マニアにとってはたまらない経験です。
もちろん、川を渡る鉄橋もあります。当時のまま、渡ります。
美幸線の景色そのままです。そんなところを気動車が走っていたのだな…としみじみ考えながら風に吹かれていました。
稀に動物が見られる場合もあるようです。今回は動物にはお目に掛れませんでした。
このような並木道も通ります。
川沿いを颯爽と走ります。
長めの鉄橋も渡ります。なかなかの迫力です。
折り返し地点ではぐるっと一周して、元の場所に戻ります。
帰りは景色を自分の目に焼き付けたかったので、写真は撮りませんでした。
わざわざ、このトロッコに乗るために北海道に来る人もいるくらいの人気アトラクションと聞いていましたが、納得しました。また、必ず来たいと思います。素敵な体験をしました。