パッチャンがお家猫になって1ヶ月になります。
今までの子はお外の時からある程度馴らして、ノミダニのお薬を毎月付けていました。
パッチャンは全く馴れていないまま家に入れました。
ノミとシラミが沢山居ましたが、お薬を付けたので成虫は居なくなりました。
でもシラミの卵が毛にビッシリ付いていたので、長毛をカットしています。



1ヶ月でトイレは完璧になって、撫で撫でも大好きになりました。



興奮すると凶暴になり、本気噛みや引っ掻き癖があります。
この癖を治さないと、他の子と一緒には出来ません。



ルークとこなつとさくらは、未だにトイレでオシッコが出来ません。ルークはウンチもお布団の上です。
それに比べて1ヶ月経たずに完璧にトイレが出来るようになったパッチャンは凄いです!

へそ天も出来ます!
爪とぎで爪も研げるし、キャットタワーに乗ることもハウスに入る事も出来るようになりました。



1匹になると窓の外でこまちゃんと私が遊んでいるのを見たり、私が出て行ったドアの前で佇んでいます。
寂しいと言う事も覚えてしまって、後追いするので部屋を出る時は胸が痛くなります。



こまちゃんは朝は6時半、夜は15時半頃来ます。ご飯を食べて30分ぐらい遊んで、私がパッチャンの部屋に居る1時間は外でずっと待っています。出て来たらまた遊んで欲しいんです。
こまちゃんと遊んでいると暗くなってきます。真っ暗になってこまちゃんの姿が見えなくなると、また明日ねと家に入ります。
こまちゃんは林の中に戻っていきます。
先日までカーポートの車で寝ていましたが、夜はタヌキや他の猫が来るので寝なくなりました。
朝ごはんの後は、こまちゃんの隠れ家(切った笹をぐるっと積み上げた真ん中にお布団が敷いてあります)で寝ています。日中は敵が居ないので安心です。



ここ数日、連日大型の野生動物(犬かアライグマ)に追いかけられて、高い杉の木に登って下りられなくなりました。
一昨夜は5㍍以上登ってしまってずっと下りられなかったようで、木の下に下痢のウンチが落ちていました。
朝こまちゃんを呼ぶと、高い杉の木の上の方から弱々しく鳴いていました。3㍍の脚立を立てても届かないので、真っ直ぐにして木に寄りかからせて助けに行くと、細い枝の上で震えていました。



飼い猫だった子がお外で生きて行くには過酷な環境です。こまちゃんもウチの子にしてあげたいですが、既に16匹の子が居て病気の子も多いし私の体調も思わしくなくて悩みます。
もし私が先に死んでしまったら、残された子達はどうなるか考えると、保護に二の足を踏んでしまいます。



ようやく撫でさせてくれるようになったこまちゃん。
捨てられたのが分かるのか、心を許してくれなかったんです。
こまちゃんも噛み癖と引っ掻き癖がありますが、本気ではありません。



こんなに可愛い子なのに4匹目の飼育放棄をして(さくら、さくらのお母さん、お兄ちゃん、こまちゃんを棄てました)人に悩みを押し付けて、本人達は猫との幸せな暮らしをアピールしてる飼い主が許せないです。素晴らしいファミリーですねってコメントしてる友達も、遺棄に加担してるように感じます。


数日前から新しいキジトラの男の子が来るようになりました。とても人馴れしていて抱っこも出来ます。
徒歩5分ぐらいの所にあるパン屋さんでご飯を貰っている子だそうです。
数日前からお店が1ヶ月の冬季休暇に入りました。
生まれてからずっとご飯を貰っている子が、自分で餌を獲れる訳がありません。1ヶ月どうするつもりなんでしょう。
自分があげたい時だけご飯をあげる、貰えるだけ有難いんだ、と言う考えの方が多すぎます。
丸々しているしとても人馴れしているので、可愛がられているんでしょう。
でもあなたがご飯をあげない1ヶ月間、この子はどうしてると思ってるんですか?無責任だと思いませんか?お店は休みでも、毎日ご飯をあげに通えばいいじゃ無いですか!



保護しても保護しても、捨てられたり餌付けを放棄されたりする子が後から後から出て来ます。
こまちゃんとこの男の子(うすちゃんと呼んでます)には寝床とご飯を用意していますが、外は危険が一杯だし雪も降ります。
保護してあげたいけど、私の体力と経済力と寿命を考えると、もう限界なんじゃないかと感じています。

雪の中でご飯を食べているお外猫ちゃんを、温かい家の中からウチの子達が見ています。
保護されて温かい部屋の中に居るパッチャンと、雪の中を彷徨うこまちゃんとうすちゃんは何が違うんでしょう?
全ての猫を保護する事は出来ません。だから病気の子や妊婦の子や子猫や棄てられた子を保護しています。
それでも多すぎます。
パッチャンは見るからに病気を持っているから、お外では長く生きられない。じゃあこまちゃん達はお外で生きられるの?
パッチャンは助けたのに、こまちゃん達は助けないの?と自分で自分を責める毎日です。

手が足りません。1人で出来る事には限界があります。
どうして私1人に全てを押し付けようとするんでしょう。どうして自分でやろう…と言う気持ちにならないんでしょう。
「最近ウチに病気の猫がご飯食べに来てるの。保護して病院に連れて行ってくれない?」
「ウチではもう飼えないから、後はpikuさんに任せるわ」
「冬の間の半年間は関西で過ごすから、その間お外猫の朝晩のご飯をお願い」
と平気で言ってきます。
何故自分でやらないんですか?何故半年も家を空けるのに餌やりをするんですか?何故人任せなんですか?
聞いてしまった私は放っておく事が出来ないですが、私はもう手一杯なんです。

保護して欲しいと簡単に言いますが、保護するには大変な労力と時間が要ります。それに保護した後に住ませる場所を確保しなければいけないし、病院にも連れて行かなきゃいけないし、フード代や世話をする時間もかかります。
これからの長いその子の猫生を、全て背負わないといけないんです。

そんな難しく考えないで出来ることだけやって、死んだら死んだでいいじゃない、と言ってくる人もいます。
それなら自分でやって下さい。
私はそんな考え方は出来ません。
関わりを持ったなら、その子を幸せにしたい。残り少ない猫生でも、それが最高に幸せなものであって欲しいんです。

私がもう1人欲しいです。