昨日、私の出身県の高速道路で玉突き事故があって、前方を見ていなかったトラックにノーブレーキでぶつけられた、乗用車の運転手が亡くなったと母から聞きました。
高校教師で卒業式に向かう朝に事故に遇い、車はめちゃくちゃで本人も即死だったそうです。
来年に定年を控えていたとの事で、何とも痛ましい事故だと心を痛めていました。

今日、中学の同級生のグループLINEで、その方が高校の恩師だったと連絡がありました。
テレビや新聞を見ない私は、亡くなった方のお名前を知らなかったんです。

とてもお世話になった方だったのに……。

在りし日のお姿が思い出されて、より深い悲しみが湧き上がってきました。

先生……あんなにお元気だった先生……。
私が困っている時に手を差しのべて下さった先生。

当時私は物凄く厳しい運動部に入っていて、辛い合宿の初日に足を骨折したのに練習を休ませて貰えず、腫れ上がった足を夜中に泣きながら冷やしていたら、違う部活の顧問なのに可哀想に……っておでこに冷えピタを貼ってくれて足の治療もしてくれました。

練習で居残りさせられて、もう最終バスが無いのに歩いて帰れと顧問が帰ってしまって、3時間以上かかる真っ暗な道のりを夜の10時過ぎにとぼとぼ歩いていたら、それを見ていた先生がこっそり車で家まで送ってくれました。

顔は怖かったけど、厳しかったけど……ホントは優しかった先生。

ホントにホントに残念でなりません。

ママ、昨日はまんまるのお月さまで、明るくてお空がとってもキレイだったんだよ。
せんせいはお空にのぼっていったんだね。


ルークちゃん、とてもいい先生だったんだよ。

ママ悲しいな。

ご冥福をお祈りします。