風に木の葉が揺れるだけで 何かを感じて何かを思って
特別にしたがるんです
僕らサラリーマンはね そんな些細なひとつひとつに
心揺られていちゃ駄目なんですよ
どこか 自分のことを 徐々に徐々に 鈍化させていかないと
先に進めないんですね」
編集者から社長になった
ある人の言葉である
「鈍化」
事ある毎に溜息をついている 私には
未だ手の届かない領域ではあるが
職のために自分を鈍化させるのは
ある面で 職に殉ずる覚悟があってなんだろうと
ぼんやり 想っている
努力して 人の上に立てば
今まで隣にいた人間が
自分の下になる
隣にいたときの気持ちで
仲良くしていたいのなら
仕事面での成功は 過度に期待しないことだ
今まで隣にいた君が
社にとって 不利益な言動や仕事をしたときに
注意するのも 場合によっては罰するのも
私の仕事ならば そうするだけ
それで 今まで仲良くしていられた関係が 壊れてしまっても
君が私のことを嫌っても憎んでも
言わなければならないことは 言わなければならない
君が 私を 疎んでも
私が 業務上で 正しいことを言ったのだとしたら
仲直りのためだけに 前言を撤回してはならない
嫌な思いさせてゴメンね って思っても
ゴメンって言えない
言えないんだ ゴメン
そんなことでいちいち悲しんでいては
心揺られていては
仕事なんかにはならないから
いつも変わらず
笑っているだけ
にこにこへらへら 笑ってるだけ
自分を鈍化させて 心は職に殉ずる
もう一度 笑いながら 他愛もない話がしたくても
ふぅ
悲しさを
この悲しさを
紛らわすために
明日から山に篭もってきます
暫し放置プレーでw


