アラブ首長国連邦 U.A.E (United Arab Emirates) | 駅前留学で英会話?格安海外旅行で世界の旅

アラブ首長国連邦 U.A.E (United Arab Emirates)

一般事情
1.面積 83,600km2 
2.人口 404.1万人(2003年、計画省)
3.首都 アブダビ
4.人種 アラブ人
5.言語 アラビア語
6.宗教 イスラム教
7.略史  紀元前3000年頃にさかのぼる居住痕が存在。7世紀イスラム帝国、次いでオスマン・トルコ、ポルトガル、オランダの支配を受ける。17世紀以降、英国のインド支配との関係で、この地域の戦略的重要性が認識された。18世紀にアラビア半島南部から移住した部族が現在のア首連の基礎を作った。1853年、英は現在の北部首長国周辺の「海賊勢力」と恒久休戦協定を結び、以後当地域は休戦海岸と呼ばれた。1892年英の保護領。1968年英がスエズ以東撤退を宣言したため、独立達成の努力を続け、1971年12月、アブダビ及びドバイを中心とする6首長国(翌年2月ラアス・ル・ハイマ首長国が参加)が統合してアラブ首長国連邦を結成した。
政治体制・内政
1.政体 7首長国による連邦制
2.元首 シェイク・ハリーファ・ビン・スルターン・アール・ナヒヤーン大統領(アブダビ首長国首長)
3.議会 連邦国民評議会(各首長の勅選により任命される40名の議員(任期2年)から構成。立法権はない)
4.政府 (1)首相名 シェイク・マクトゥーム・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム(連邦副大統領、ドバイ首長国首長)
(2)外相名 ラーシド・ビン・アブダッラ・アル・ヌアイミ
5.内政
  • 連邦結成以来連邦政府は一貫して連邦体制強化を唱えているが、各首長国は独立性を保つ傾向が強い。
  • 2004年11月2日、ザーイド大統領が逝去。翌3日、ハリーファ新大統領が就任。新大統領の下においても前大統領の穏健路線が継承されるとされている。
  • 最近では各首長国内で次世代王族が次第に重要ポストに進出する等世代交代が順調に進んでいる。
外交・国防
1.外交基本方針 (1)アラブ・イスラム諸国及び西側諸国と保守穏健かつ協調的な外交を展開。
(2)81年5月設立のGCC(湾岸協力理事会)を通じ対サウディ外交を基軸とした善隣外交を推進。
(3)イラクに対してイラク国民の窮状を救うための人道支援を積極的に行っている。
2.軍事力 (1)予算 約37億ドル(2003年度推定)
(2)兵役 徴兵制度は実施されていない
(3)兵力 41,500(陸35,000、海2,500、空4,000)
経済
1.主要産業 石油
2.GDP 851億ドル(2004年)
3.一人当たりGDP 19,691ドル(2004年)
4.実質経済成長率 7.4%(2004年)
5.物価上昇率 4.7%(2004年、インフレ率)
6.失業率   
7.総貿易額 (1)輸出 732億ドル(2004年)
(2)輸入 580億ドル(2004年)
8.主要貿易品目 (1)輸出 原油、LPG、LNG、アルミニウム、再輸出品(電化製品等)
(2)輸入 自動車、電化製品、繊維製品
9.主要貿易相手国(2001年) (1)輸出 日、韓、イラン、オマーン、タイ、インド
(2)輸入 日、中、米、英、独、仏
10.通貨 ディルハム
11.為替レート 1$=3.6725ディルハム
12.経済概要
  • 豊富な石油収入を背景に石油モノカルチャー経済からの脱却を図っており、製造業部門の多様化に努めている。
  • 85年後半以降の原油価格の急落により、マイナス成長が続いていたが、99年、石油価格の上昇により、貿易収支は黒字に転じた。
  • 81年にドバイに設立されたジュベル・アリ・フリーゾーンは、外国企業への優遇制度が魅力となり、近年、外国企業の進出が急増し、湾岸地域の物流拠点となっている。
13.石油生産量 247万B/D(2004年)
経済協力
1.我が国の援助実績 (1)有償資金協力 なし
(2)無償資金協力(90年度の1件のみ、ENベース)  5.0億円
(3)技術協力実績(02年度まで、JICAベース) 累計37.27億円
2.主要援助国(1995年) (1)仏(2)独(3)日
二国間関係
1.政治関係 (1)1971年12月ア首連の独立を承認。
(2)74年4月大使館設置。ア首連は73年12月在京大設置。
(3)95年1月ドバイに総領事館を開設。
(4)90年5月、ザーイド大統領(当時)が国賓として来日、両国友好関係は大幅な増進をとげた。95年1月には、皇太子同妃両殿下のア首連御訪問が行なわれ、2004年4月、ハムダーン副首相兼外務担当国務大臣が外務省賓客として来日した。05年7月、橋本総理特使が往訪し、ハリーファ大統領及びムハンマド・アブダビ皇太子と会談した。
2.経済関係 対ア首連貿易
(イ)貿易額(2003年速報)
   輸入 142.8億ドル
   輸出 36.2億ドル(04年JETRO発表)
(ロ)主要品目
   輸入 石油、ガス、金属類
   輸出 輸送機器、機械類、家電等電化機械、鉄鋼    
3.文化関係 (1)88年、我が国を総合的に紹介する「第1回日本週間」が開催された後、90、92、97年にも日本週間を実施。
(2)01年1月から4月にかけ、「日本文化月間」を開催。その他にも、ほぼ例年日本文化を紹介する催しを行っている。
(3)日本とUAEの大学・研究機関間ではこれまでに6件の学術交流協定が締結されている。
4.在留邦人数 1,615人(04年10月)日本人学校(アブダビ、ドバイ)
5.要人往来
(1)往訪(1980年以降)
1980 2月
12月
園田特使
田中通産相
1982 5月 安倍通産相
1983 5月 山中通産相
1986 11月 桜内元外相
1992 1月 渡部通産相
1995 1月
1月
木部衆院議員
皇太子・同妃両殿下
1996 12月 高村外務政務次官(建国25周年記念式典出席)
1997 11月 平林外政審議室長(総理特使)
1999 5月 与謝野通産相
2001 1月 河野外相
2001 7月 平沼経済産業大臣
2001 10月 橋本元総理(総理特使)
2002 5月 中谷防衛庁長官
6月 谷口財務副大臣
2003 4月 山崎自民党幹事長
冬柴公明党幹事長
二階保守新党幹事長
中谷衆院議員(元防衛庁長官)
2004 1月 川口外務大臣
4月 逢沢外務副大臣
11月 川口特派大使(総理補佐官、前外務大臣、ザーイド大統領逝去弔問)
12月 逢沢外務副大臣、河井外務大臣政務官、谷口衆議院議員(日UAE友好議連幹事長)
2005 4月 逢沢外務副大臣
7月 橋本元総理(総理特使)、谷口衆議院議員(日UAE友好議連幹事長)
(2)来訪(1980年以降)
1980 1月 オウェイス水・電気相
  7月 オタイバ石油相
1981 10月 オタイバ石油相
1983 11月 ムハンマド国防相
1984 3月 オタイバ石油相
1986 9月 オタイバ石油相
1988 2月 オタイバ石油相
1989 2月 ムハンマド殿下(ザーイド前大統領三男)、ラーシド外務担当国務相(大喪の礼参列)
1990 5月
11月
ザーイド大統領(当時、国賓)
ムハンマド殿下(即位の礼参列)
1994 11月 ゴバーシュ経済・商務相
1996 4月 アブドゥッラ殿下(ザーイド前大統領第18男;現情報文化相)
1997 12月 ミドファ保健相(COP III参加)
2001 9月 シャルハーン教育・青年相
2002 1月 カースィミー経済商務相(アフガニスタン復興支援国際会議出席)
2002 9月 ナーセリー石油鉱物資源相(国際エネルギーフォーラム)
2004 4月 ハムダーン副首相兼外務担当国務相(ザーイド前大統領四男)(外務省賓客)
12月 ルメイシ・ハムダーン副首相府長官
6.二国間条約・取極 航空協定(98年)、国際運輸業所得相互免除取極(04年6月)
7.外交使節 (1)辻本甫特命全権大使
(2)サイード・アリ・ユーセフ・アル=ノウァイス特命全権大使