祖母もアルツハイマー【1】」は、今となっては祖母の一番面白かったアルツ話ですが、今回のは今思い出しても「アレはきつかった…。」と言う話です。


祖母がまだアルツハイマーと診断される少し前の事。

祖母は祖母なりに記憶に問題があると言う自覚があり毎日が不安だったろうと思います。

 

その不安を誰かに聞いて欲しいとターゲットになったのは母。

ひっきりなしに電話がかかってきていました。

何か不安になると電話、切った後もかけた事を忘れちゃうのでまた電話。

時間も朝の5時から夜中の2時までと幅広く、母は参っていました。

余りにも電話の回数が凄いので、一時期電話線を抜いていた程。

これは「連絡がつかない!」と父が怒り出した為に元に戻したのですが、父が休みの日に祖母の電話攻撃を目の当たりにして驚いた事で「一家全員が家に帰ってきたら電話線を抜こう。」と相成りました。

 

どれ位の期間続いたかはもう覚えて無いのですが、電話攻撃がなくなった頃から祖母の認知症は一段進んだ事は覚えてます。