トントン・ピエールのブログ

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仕事仲間というか、ソムリエ仲間というか、

みょうに気になる、ちょっと年下のソムリエと話した。

「やっぱり、今やってる僕らの仕事って、日本人じゃなくて、フランス人に認めてもらいたいでしょ?」

と言っていた。

彼は、滞仏10年以上、パリのホテルでもソムリエとして勤めていたという。

そして今は、カンティーヌ(フランス食堂)の店主。

まさに、そこはフランスの空気を感じるお店。

そう言われて気がついたけれど、たまに来店してくれるフランスやスイス、ドイツの人々

にはテンションがあがる。

でも、ここは日本。

認められたいのは、日本人でワインはあまり飲まない人たち。

「ワインってこんなに美味しかったんですね!」

「この料理にこのワインがとっても美味しく感じる!」

って言って欲しいなぁ。

しかし、それは難しいかな。だって、ワインバーと銘打っている以上、

ワインを飲む人がほとんど。

実は、今いちばんワインを飲んで欲しいのは、現役を終えリタイアした方々。

ワインを通して、昔話なんてして欲しい。

昭和のよき時代、苦しい時代、そして平成への時代変化への対応。

そんな、時の移り変わりをワインを通して見つめてみたいなぁ。

この30年で、ワインの味わいがずいぶんと変わったことを知っている人たち。

意識していなくても、それを感じていたはず。

そしてその時代とは、ご自身にとってどんな時代だったのか。

そんな話が出来たら、いいな。

-fin-

朝の氷川神社。


昨夜、雨が降ったらしい。


緑が鮮やか。土の地面は苔むして、水滴がはじけている。



手水を使い、口をゆすぎ、大明神様へお参り。



(彼の人は、今朝は来ていなかった。)



そんな思いがよぎった時、なにやら視線を感じた。


見ると、鳥居で羽根を休めるカラスが2羽、こちらを観察してる。




「こら、お前!不純な気持ちで、この鳥居をくぐるではないっ!!」



カラスに叱られた。


大明神様の使者だったのだ。




「また出会いたい。」


という気持ち。



旨いワインに出会った時と同じ。


でも、2度目は、ほぼない。



だって、相手も、自分も、季節も時間も変わってしまう。



だから、そのときを大切に・・・。




彼の人にであったことは、あの時、あの瞬間で昇華しているのだ。



fin-



par Tonton_Pierre







昨夜は、六本木時代からの多くのご常連様で賑わいました。


みなさん、大好きな人ばかり。だから、緊張も・・・。


飲む・食べる・笑う。


幸せの時間を共有できました。あらいがたや。



午前十時。


赤坂は氷川神社の境内。


大きなイチョウの木が数本。雨不足にもめげず、葉を茂らせています。



木漏れ日の中から、2歳くらいの男の子の手を引いた女性が現れた。


大きなツバの麦藁帽子。赤いリボンが愛らしい。


涼やかな瞳。



気がつくと、その女性は臨月かと思われるほどのお腹。


(あの子の兄弟がもうすぐ生まれのだな・・。)


男の子がこちらを向いている。



大きな瞳が笑っている。


おもわず手を振ってしまう。


お母さんの瞳と出くわした。


ちょっと狼狽してしまって、見つめ返してしまった。



木陰から、太陽の光の中へ。


軽く会釈して、ブランコの方へ去っていった。



(あの人は、いま最高に幸せなんだ。)



そう感じたとき、なにやら嬉しくなった。


おすそ分けをありがとう。



今日一日を気持ちよく過ごせそう。




-fin-



par Tonton-Pierre