僕の知っている限り、台湾は中国の一部ではなく、独立の国だ。

 確かに、我々台湾人の漢民族の祖先は間違いなく中国人だが、今の台湾と中国は別々の国だ。中国は台湾の一部ではなく、台湾も中国に属しない。何故なら、台湾は日本と同じ、中国から伝わってきた文化が年百年も経て、今の台湾では、ユニークな文化、言葉や、政府が確立しているから、独立した国だといえる。一つの例を挙げよう。この時代に生きる人間は、日本が中国の一部といえるのだろうか。

 次に、誇り高き台湾人は、外国人に自分の国を教えるときに、決して中華民国と名乗らなく、台湾と名乗るのだ。何故なら、中華民国は何千万人の台湾人を殺した中国の政党によって作られたものだ。

 国民党といえば、一つ感心するところがある。それは、子供に対する教育だ。かつて子供の頃に、僕は蔣介石に崇拝してたまらない。共産党に負けなかったら、今の中国も我々中華民国の土地ではないだろうかと、子供の頃の自分は思っていた。今の僕から見ると、笑わせるばかばかしい考えだ。なぜなら、国民党が台湾に来なかったら、台湾人は「二二八事件」のような「ホワイトテロ」に遭うことはなかった。そして、共産党と中国唯一の代表を争う国民党のおかげで、今の台湾は世界各国に一つの国だと認められない。

 歴史を遡り、1945年、国民党が共産党に負けて、台湾に避難しに来た。日本による五十年間も統治された台湾人に気に食わないので、その時の国民党の軍人が紀律とは何かまったく知らないように、地元の台湾人を虐めるめていた。その中で、一番有名なのは「二二八事件」だ。(興味があれば、参考資料にご覧ください)

 もし、今のユダヤ人が外国人に「我々は誇り高きユダヤ人だ。我々の国を愛している。」だと言いながら、ナチスの国旗を高く挙げれば、あなた方はどう思うのか。こんなおかしい現象は、今の台湾人の中で出てきた。彼らは外国にいて、自分が誇り高き中華民国人として、胸を張って、中華民国の国旗を高く挙げながら、中華民国の国家を歌う。僕には決して認められない。

 かといって、僕が日本に来る前に使っていたお金、日本に来る必要なパスポートなど、全てが中華民国のものだ。皮肉だと思うだろう。

 ただし、これが今の台湾の現状だ。中華民国に頼らないと、我々は国家がなく、ただの彷徨い人だ。


参考資料:

1.ウィキペディア

https://ja.wikipedia.org/wiki/二二八事件

2.nagee

https://www.facebook.com/nagee.tw/photos/a.10151409298917312.1073741829.353390642311/10154092305277312