全く経験のない業種・職種で働き始めた。

スキル、知識が必要な仕事。
だから、毎日毎日指導、指摘を受ける。
大きなため息、大声で中断されることもある。
苛立った声や、手に遮られる。

でも、落ちこまない。
いや、自分には落ち込む。
出来ない自分に、苛立ちや焦りを感じる。

眠れない時も、たまにある。
食欲が出ない時も、たまにある。

先日は、訳もない不安感、後悔、懺悔…
そんな、負の塊に耐えきれず、主治医の診察を受けてきた。

上手く説明できない、纏まりのない不安感が
主治医の診察を受け、払拭された。

そして、また毎日が始まった。

ただ、今の状況は、私がその仕事に値するスキルがないから。

大きなため息、乱暴な遮り。
それは、その人自身であって、私がスキルをあげるには、関係がない。

そして、スキル、知識を、他人に何一つ言われないようにする『だけ』で良い。

ただ、ソレダケで良い。

私はそれに、進むだけで良い。

長年積み重ねてきた、スキルや、育まれた人格さえ否定どころか、虚言さえ使われて砕かれ壊されたあの10年以上の年月。

ソノ年月を与えた総務のS課長は、どうなのか。
知らない。
もし、何か私の話が出るとすれれば、好き放題に話をねじ曲げ、話しているだろう。

だけれど、人事役員は全てを知っている。
保身のために沈黙していても、私は聞いている。
10年以上、HLFでオコナワレテいたコトは
場所、場所で話している。

労働局案件だと、公的機関からも言われた。

モラハラ、パワハラが
渦巻いている企業。

負けた人間は、その渦から弾き飛ばされる。

負けたくない。

そんな一心で「企業の良心」にしがみついていた私は、粉々に砕かれ、再起不能な状態で弾き飛ばされた。

企業の良心は、何の力もなかった。
風が吹けば、ポキンと折れるようなモノだった。

HLFには、研修部という部署がある。
現場社員に基本知識は勿論、お客様への対応、職責も研修に含まれる。

お客様のトイレ掃除を行ったまま、汚れた手袋を外さずペーパーを三角折り。
飛び散ったトイレの床を拭いた雑巾は、手は、他の布と同じ石鹸で洗う。

決められた業務を遂行できないと、お客様から叱られる。
だって、委託料をいただいているから。

だから、感染なんて知らない。
清潔なんて、二の次。

そんな行為だ。

その委託されている管理事務所では、管理者が写真をプリントして、テプラーを貼り、本社の管理職たちに恭しく渡している。

「ありがとう」と笑って受けとる管理職たちは、インクが、テープが…どこから出ているか承知している。

そして、お客様がお買い上げの「業務時間」がその作成に当てられていることも。

外部にも行っている研修。

現実が『知られたら…』とは考えないのだろうか。

一生で、一番大きなお買い物かもしれない。

長く、長く、資産として所有するために、専門の知識を蓄えている『ハズ』の企業にその宝を委託しているはず。

一度、知り合いに紹介しかけた。
その話は、様々な事情から流れた。

話が流れてから、現場に行った。
そして、それらを知った。
安心した。

話が決まったあとだとしても、私は話しただろう。
事実は隠してはおけない。

事実は消えることはない。

今の時代は、事実ははっきり残ってしまう。

だから、残しておく。
私が、忘れないために。

受けた傷を、この先の生へ繋げるために。

だから、癒したりしない。
傷は残しておく。

そして、時折感じるスルドイ痛みに
今の自分を省み、そして正していく。