ありがとうお母さん、失敗してくれて~♪ | 覚技ワーク~注意の行き届いた自然体★新海正彦

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覚技(かくぎ)とは、さまざまな心理療法に、武術や音楽やシャーマン的テクニックを取り入れた、こころとからだに目覚めをもたらすトレーニング・メソッドです。


「失敗が人を成長させる」っていうじゃないですか。

きょうは、失敗してもいいんだぁって思える、ホッとする話です(^|0|^)ホッ



実は、ぼくたちが成長できたのはお母さんの失敗のおかげ。

おかあさんが育児をちゃんとできなかったからこそ、
ぼくたちは成長することができたって話なんです。

もっというと
「育児でそこそこ失敗するお母さんが、いいお母さん」


これは、
ウィニコットというイギリスの精神科医の説です。
かれは心理学の世界で大きな役割を果たした一人なんですね。
(1896-1971)



赤ちゃんが生まれてから6ヶ月くらいまでは、
おかあさんが四六時中、ケアをしてくれます。

この時期の赤ちゃんは、
お腹の中にいたときほどではないけれど、
それでもお母さんに包まれて生きている。

まだじぶんという感覚ももたず、お母さんとはひとつ。
じぶんもお母さんもないんですね。


だけど
いつも赤ちゃんがしてほしいことを
お母さんがちゃんとしてくれるとはかぎらない。

眠くてぐずっているときに、
「オムツかも」とおしりの始末をし始めたり、
検討ちがいのことをやっちゃいますヾ(^o^;)ウンチ?


少しずつ手が離れてくると
お腹がすいておっぱいがほしがっているときに
すぐにおっぱいあげられない。。。。

ぐずって泣くんだけれど
お母さんはお料理中で手を離せないくて、
すぐにきてくれない。。。

あ~ワタシってだめな母親(」°ロ°)」オーノー!



ところが!
このささやかな失敗が不可欠なんです。

そうしているうちに、
泣いてもすぐに来るわけではないと赤ちゃんがさとって、
まあいいかと感じるようになる。(`^´ゝラジャー

ほしいものが手にはいるわけではない
してほしいことをしてくれる人がそばにいる。

それはじぶんじゃない。

母親とじぶんは一体ではないと気づく大きな第一歩。

ジャーンジャジャーン♪(2001年宇宙の旅より)( ̄○ ̄)ワタシハワタシヨ!

人として独立していることをさとり始めるんですね。



ウィニコットは
good enough mothering(そこそこいいお母さん)といっています。

これって
「失敗が人を成長させる」の原点かも。

ありがとうお母さん、失敗してくれて~♪
お母さんの失敗に感謝です。


ということで
そこそこイケてる大人でいるためにも、
失敗をおそれずやっていきましょ~..(シ^^)ツ



☆.。.:*・゚★毎日を、発見の喜び満ちた日常に!★・*:.。.☆
気づきとアウェアネスの技術~覚技ワークス主宰★新海正彦