全国初の取り組み「愛媛県議会図書室機能強化アクションプログラム」 | いしいともえ公式ブログ【衆議院・愛媛1区】

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元愛媛県議会議員・看護師・国民民主党新人いしいともえの想いや日々の活動をお届けしています。

~全国で初めての取組み!~

【愛媛県議会図書室機能強化のためのアクションプログラム】

昨日、図書館活用についてのセミナーを受け、改めて愛媛県議会の図書室の司書の方に県議会図書室が行っているアクションプログラムについてお話しを伺っておりました。


都道府県議会の中でも司書資格を有する専任職員がいる議会は7議会のみ。
また、機能強化アクションプログラムを策定し実行したのは全国初。
我が愛媛県議会図書室はかなり恵まれた設備であったことを知りました。


議会図書室の歴史から触れていくと、
昭和22年、地方自治法の改正により「議会図書室が必置」と定められ、愛媛県議会でも昭和23年に「県議会図書室条例」を制定し、議事堂内に設けられました。



それから70年を経つことを機に平成29年に愛媛県議会改革検討協議会により、「県議会図書室機能強化」に取り組み始め、
3か年計画で進めてきたとのこと。


愛媛県議会図書室機能強化アクションプラン

https://www.pref.ehime.jp/gikai/katsudou/topics/h300319_topics.html

「アクションプラン」では「図書の3要素」である
『職員』『資料』『施設・設備』の項目から検討され

◆『職員』
〇レファレンスサービスの利用拡大
 調査のサポート(探しているテーマについて資料をすぐに出してもらえるなど)
〇積極的な情報提供
 利用案内、図書室だより、テーマ展示
〇司書の研修機会、図書館団体の加入

 
◆『資料』
〇図書館システムの導入
〇県立図書館との協力体制
〇データベースの充実
〇行政刊行物の整備、資料室との協力、議会刊行物の整備

◆『施設・設備』
〇見やすい書棚、図書の整理、配置の見直し
〇快適な読書空間
〇利用方法の改善
 貸出冊数、期間





◆3か年計画の結果
貸出件数
     平成28年 令和元年
議員    106冊→297冊
事務局職員 116冊→333冊
執行部職員 149冊→176冊

大幅に利用者数が伸び、レファレンス件数も伸びているとのことでした。

このアクションプランについては一部のみ紹介しておりますが、その他様々な取り組みを行っており、

メディアでの紹介や国立国会図書館発行のサイトに掲載され、また
県外からの視察や国立国会図書館からも視察があったということでした。

いつも当たり前に使用していた図書室ですが全国的にも優れた図書室であったことを知り、今後さらに利用を深めていき、
県民の方に有益になるように活用していきたいと思います。