野球界番付〈11〉飛び級の行方は | ふじすて××通信

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 記念すべき150回目の更新を飾るのは、連載11回目となる「野球界番付」シリーズです。2009年の番付を決める番付編成会議が1カ月後の2月7日(土)、大阪市北区のリーガロイヤルホテルで開催されます。

 会議当日はスポーツ担当の新聞記者をはじめ、野球をこよなく愛する野球通約30人が全国から集まります。単なる趣味の集まりなのですが、実際は約5時間にもわたって、かんかんがくがくの大激論が展開されております。

 メジャーリーグの顔となったイチローマリナーズ)のスピード出世に待ったをかけたかと思えば、小笠原道大(巨人)には横綱審議委員会の反対で横綱昇進が1年延びるなど、毎年、必ずといってドラマが生まれております。

 今回のドラマに中心になりそうなのが、十両の全勝優勝が確実視されている楽天岩隈久志(28試合21勝4敗0S、1・87)。

 過去の編成会議では200安打、20勝という大記録達成は高く評価するという慣例があります。イチロー斉藤和巳ソフトバンク)が三段目から十両へ躍進し、元阪神の井川慶ヤンキース)は、幕下から幕内への飛び級を果たしました。

 そうすると、20勝投手となった岩隈も同じように、東十両8枚目から一気に三役の呼び声も出てくるかもしれません。

 過去に十両から三役に昇進したのは、やはりイチローのみ。岩隈はどこまで番付を上げるのか注目です(150)