皆さんこんにちは。鍼灸マッサージ師の東理子です。
今年の夏は暑かったですね!7月に雨が多く、気温低めでしたが、8月は例年以上の暑さとなりました。
けれど外が暑いと、その分室内は冷房が効いて、冷房によりかぜをひくケースもあります。


50代女性Mさんから治療の依頼があったのは9月初め。
8月初めに飲食店で知人と会食。店内のエアコンが強く、かぜをひいてしまいました。それから声が嗄れて喉が痛い。

「保育園で働いているので、声が出ないと困る。」と治療を頼まれました。かぜ症状はほとんど治っています。ということで、喉の痛みと声嗄れの治療のみすることにしました。
使うツボは、
声嗄れ・・・天突、扶突、廉泉、合谷、魚際
喉のいたみ・・・商陽

他に、声帯の付近を浅く鍼。(本人は〝これが効く。気持ち良い"とリクエストされる。)灸はしないで、鍼のみ。
これだけでずい分軽くなりましたが、あと、喉の裏である首の後ろの部分のツボも鍼。ツボは天柱といいますが、この方はかなり凝っています。
喉の症状には、後ろ(つまり首)から治療しても効果があります。
今回はこれで様子をみてもらうことにしました。

 

喉は、五臓(心、肝、脾、肺、腎)では、腎と関わりがあります。
まだ長びくようなら次回は腎を補う治療も有効かと思いました。
幸いなことに、今回は1回の治療で改善されました。
この方は以前にも声嗄れになったことがありましたが、その時はもっと治るのに時間がかかりました。今回ははやく治って本当によかったです。

 

鍼は、このような症状の改善にも助けとなります。
同じような症状でお困りの場合、試してみてはいかがでしょうか?