最近でさえ減って来たもんちゃんとの喧嘩の頻度、、




昔は本当にすごかったんです。



家から一歩踏み出せば喧嘩。

それも怒鳴り合いの。


結婚記念日での、レストランまでの道のり無言。


チェコまでわざわざ旅行に行って終始無言。


北海道旅行、別行動。




なぜ未だに一緒にいれるのかわからないほどの喧嘩をして来たし、



今も、まだします。




もんちゃんが白血病という、この状況でも、この期に及んでします。





それはなぜかというと、理由は明確。



私がハイコンテクストすぎるし


もんちゃんはローコンテクストすぎるから。



※ちょっと今日は長いです。


こんな表って見たことあります?

引用サイト



日本語はめちゃめちゃハイコンテクストな言語なのに対して、ドイツ語はめちゃめちゃローコンテクスト。


簡単にいうと


ハイコンテクスト=一つの単語にいろんな意味がある。

ローコンテクスト=一つの単語に一つの意味。


という感じなんだけど、

これ、ただ単に言語の差、とか、単語の持ってる意味の数の差とかでは済まされないんですよね昇天


どんな言語で育って来たか、っていうのは価値観にも大きく影響を与えて来ます。




例えば、ハイコンテクスト言語で育つと、

  • 察して欲しいと思うようになるし、察する力がつきます。
  • 行間を読むことができます。
  • 言わなくてもわかってもらえることが沢山あるので、コミュニケーションを取る際に文を構成するのがシンプルで短く済みます。
  • いいえ、とダイレクトに言わないようになります。
  • 論理的なことよりも、感情的な面に重きをおくようになります。正論=いつも正しいわけではない。

ローコンテクストで育つと
  • 言ってること=思っていること。それ以上でも以下でもない。
  • 行間を読むという考えがそもそもない。
  • 論理的なことに重きを置く、正論=正しい。その際相手がどう思うか、はあまり重きを置いてない。
  • いいえ、とダイレクトにいう。
  • 言ったことしか伝わらないので、しっかりと伝えたいことを漏れなく伝える必要がある。伝え漏れがあるとすぐに勘違いがうまれる。


この、ローコンテクストの方、、、
このまんま1人の人としてみたら、日本人の私からすると、空気が読めない、自己中な人、みたいにみえます昇天


でも、ローコンテクストの人からすると、私たちはどっちつかずで優柔不断、察して欲しい、かまってちゃんに見えているよう。



私たちの喧嘩の理由はだいたい、
  • 察して欲しいのに察してくれないから喧嘩。
  • 私が言ってること=私が言いたいこと全部、と捉えられて行間を読まないもんちゃんが勝手に勘違いしてブチギレてて喧嘩。
  • 逆も然り、全部包み隠さず伝えてくるから、言い方がわるい!と私がブチギレて喧嘩。
  • 感情ベースで話している私に対して、理論ベースで話してて噛み合わず喧嘩

この感情ベース理論ベースって男女の差とか、理系文系とかのレベルではないと感じています。

私もどちらかというと理系脳、日本人の中では男性脳に近い方だと思います。

その私が頭を抱える(同時に向こうもまた抱えてるw)

そんなレベルの話です。


埋まらない差なんです。




これ、日本人同士だったら価値観の違いで離婚してる案件じゃないのかなー、と、いつも思います。


日本のドラマを見ていてドイツ人がよく『言いたいことを言わなさすぎて恥ずかしくてみれられないニコニコ爆笑と言っているのをきくのですが、そういうことなんですよね、お互いに(笑)



ただ、この言語と付き合ってきて早、10年、、、
最近私もようやくこの言語の使い方がわかって来たように思います。


ふとここ数ヶ月で気づいたのが、同僚と話してて

あれ、待って、今の言い方だと勘違いされたかもしれない!!

と思う機会が増えて来たこと。



これはつまり、少し前まではドイツ語を日本語のように使っていたということ。


行間を読まない人たちに行間を無意識に与えて、どれだけ今まで勘違いされて来たのだろうと思うと少しゾッとします。




ただ、この不足なく話すというのは日本人の私にとっては意識してやってみると結構めんどくさい。


そう考えてみると、もんちゃんはほんっっっっとうに前置きが長くて、本題に入る前にかなりの時間がかかります。

もういいから、早く進めて!と言って喧嘩になったこともあります(笑)

その前置きがないと勘違いされるかもしれないと思うからやってるんですよね。

でも私はもう本題が何なのか、その段階でわかってるんです。

それをドイツ語を話す時には私もしないといけないということ。


めーちゃくちゃめんどくさいです昇天




ただもんちゃんといる限りずっとついて回るこの問題、日本人の私が夫婦関係が少しでもうまくいくように取り組んでいることは

  • して欲しいこと、思っていることはダイレクトに全ていう
  • 察してくれる=できる男=かっこいいという価値観を捨てる(笑)
  • 大事な話は事前に文に起こして何度も読み直して、勘違いが起きないようにして挑む

ですオエー



何度もいいますが、これでも喧嘩します。

だって人間ですから、これにプラスアルファで普通の価値観の違いもあるわけなんです。



なぜ、私たちがそれでもやっていけてるか、というのは、もんちゃんの価値観に支えられているところがあると思います。


家族ならどんなことがあろうが一緒に乗り越える

ソ連や第二次世界大戦の関係で、ギリギリ戦争時代を経験している彼の家族、まだ3歳だったもんちゃんにも、本当にしんどい時をのりこえた家族の姿が強く頭に残っているようで、

結婚=他人同士なんだから、、という考えが彼には全くありません。

結婚したらどんなことがあっても死ぬ気でぶつかって解決するという信念に、私も感化されてここまで来たところはあります。

、、、、だとしてもぶつかりすぎではありますがw w w





余談ですが、先日は息子の将来について話していたら喧嘩になり、その時に娘が私たちの写真、それに加えてムービーもとっていました。(笑)

相当白熱してるの伝わります?(笑)
私のだるそうに爪をいじる行為、もんちゃんの指さばきw w w


私たちからしたら日常茶飯事だけど、ムービーまでとられていて俯瞰で見たのは始めだったので、あまりの激しさに2人して苦笑い(笑)


11分の長編ムービーだったのですが、娘や息子の前でこれだけやってるんだという戒めのために保存しておこうと思います泣き笑い





結論、、!!



国際結婚するということは価値観の差は必ずあるということびっくりマークびっくりマークびっくりマーク(笑)



みなさん、日々価値観のすり合わせ、お疲れ様です!(笑)