ピーキー・ブラインダーズ、見てます。俳優さんがかっこいいし、ギャング・ドラマはもともと好きで、ソプラノも長く続いてましたが結構たくさん見ました。
バーミンガム・アクセントは、ちょっと何言ってんのかわかんないってことがたびたびあって会話の詳細がつかめずに悲しい。低い声が超かっこいいトミー・シェルビーとあんな風にぼそぼそっと会話できたら、どんなに素敵かしら。



そんなキリアン・マーフィー主演のオッペンハイマー、見に行きたいしオスカーとってほしい!と注目してます。
クリストファー・ノーラン映画という事で壮大な映画であることは間違いなし。IMAXで見れるといいみたいだけど、ブリスベンにはIMAXシアターが無いんです。昔はサウスバンクの映画館はIMAXでした。劇場設備の事、私は素人すぎて詳しく説明ができないんだけど、現在オーストラリアでオッペンハイマーをIMAX15/70で見れるのはメルボルンだけのようです。
シドニーのIMAXシアターは今年の年末には最新技術のがオープンするとのことで今はクローズ中。コロナで業界が受けたダメージも無関係ではないかもね。
映画作品ってスクリプトや物語そのものの良さも大切だけど、映像や音楽に才能とお金をつぎ込んですごくいいものが制作されたなら、作った人が見せたいものを見れるのがいいですよね。劇場プロダクションに関心をもって今の学部に進んだ次女には、是非、最新技術に触れる機会を多く持ってもらいたい。より高いレベルで物を学ぶにはブリスベンから出て正解だったんだと思うようにしています。(この分野では、の話です。)
と思うので、チケットは普通の映画館より高いであろうIMAX15/70でみるといいよ、と娘に連絡。
その後で、キリアンのラブシーンもあると読んでちょっと複雑な気分。そんなのIMAXで見なくても、ねぇ。

賞レースについて。この作品はオッペンハイマーという実在の人物の話で、史実に基づいて話を展開しているため登場人物は白人のみ。戦争映画という位置づけにしないためにも原爆の被害者=日本は登場しない。
キャストが白人だけだと現在のアカデミー賞の受賞基準を満たさなくて、キリアンはオスカーとれないかもしれないんだって。やれやれ。変な世の中になったものですな。
日本を愛する日本人の立場から主張したいです、この映画で日本の悲惨さを描写してほしいなんて微塵も思いません。
話がずれますが、アンジェリーナジョリーが監督したあの映画。タイトルからしたら主人公の不屈の精神を描きたかったのでしょうが、結局は第二次大戦中の捕虜キャンプでの日本軍人の野蛮さばかりがクローズアップされて、なんだかなって思った。
オッペンハイマーはせっかくの話題作で、今一番好きな俳優が主演なので、かの戦争はあっちが悪者かこっちが悪者かっていう話は避けてほしいです。
まだ見てないからよく知らないけど、赤狩りがストーリーに影響するらしい、ってか彼の人生を描くうえで実際にあった話は避けられない。ラブシーンの相手である女性は共産党員らしい。
最近アカデミー賞の受賞式はすっかり興味を失ってたけど、今年のはすでに関心高いです。
それから、もしキリアン・マーフィーがジェームス・ボンドをやってくれたら絶対見るよ!