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小学校お弁当最終日。



すこし心配性なところがあり、取りに行くと食べる時間が足りなくならないか、心配でできないと言っていた買い弁。(実際は全くそんなことありません。これは息子の主観です🙏)それが、6年生の最後には『おいしいみたいだからやってみようかな😁』ってところまで。



結局、卒業まで買い弁を頼むことはなかったけれど、シンガポール日本人小学校で過ごした5年間の息子の変化は、この言葉にも感じました。



毎日、お弁当作れてよかった。
綺麗事に聞こえるかもしれないけれど

『このままこの子が学校通えなくなっちゃったらどうしよう』そういう気持ちに一度でもなったことがある方ならわかってくださるかも。

こどもが前の晩から泣いていて、明日また学校やだなって. .  一緒に泣いてしまいたい心配でたまらない気持ちを、なんとか悟られないように、『明日どうやってこの子の背中押して学校行こう』と、考えたことがある方なら.. 。



慣れ親しんだ上海から本帰国して、息子は誰ひとりお友だちのいない日本の小学校に入学。それなりに楽しく、頑張っていたけれど、また2年生からはシンガポールへ引っ越しと知り、そこはどんな国なのか?息子には未知だったと思うし、パパは先にシンガポールに行ってしまって、また数ヶ月の母子生活。
不安そうなママを見て、さらに不安になってしまった息子。本当、ごめんね。この時、気丈にしていてくれた長女には、もっとごめん。


けっきょく一日も休むことなく学校には行ったけれど、朝たくさん泣いてから遅れて行ったり、行くけど給食が心配だと言う日には迎えにも行きました。


誰もが臆せずに新しい集団に入ったり、すぐにとけこめるわけじゃない。誰もがスムーズにいくわけじゃない。人一倍勇気と時間が必要な人間もいる。


でも、〝新しい環境が苦手で〟と、枕詞のようにつかっていた我が家の長女と息子は、別人のように頼もしくなった。何年もかかったけど、もうこの枕詞はいらなくなった。

そして、その立場のお友達の気持ちがいたいほどわかるからなのか、お友達に寄り添ってくれていますというお話を、先生やその子のお母様からのご連絡で知ることもあった。


毎日、元気に学校に行けることはほんとにすごい。
心も身体も健康でいられることはあたりまえじゃない。

『幼稚園や学校に行くのが楽しい』どうしたらそんなこと言えるお子さんに育つんですか?喉から手が出るほど知りたかった。でも質問しても、その答えが、とても自分の子どもにあてはまるとも思わなかった。

正解もないし、くらべるなんてもってのほか。
隣の芝生は、いつ見たってどこから見たって青いんだから自分の芝生だけ心を込めて手入れすればいい。

それに気付いてからは、もう何年も自分の芝生だけ手入れしてきた。そとから見たら何色に見えようと、何年も前より、今ずっとずっと愛着のわいている我が家の芝生。

でもそれは、私が手入れをした時間よりもさらに長い時間を過ごした、シンガポール日本人学校で出会ったお友達や先生のおかげなんだと思う。

特に慎重な息子は、いつもそばにいてくれる、絶対においていかない、安心できるお友達の存在と、そんな息子を前へ前へ先へ先へと手を引いてくれるお友達の存在のおかげで大きく成長できたのだと思います。


『学校が楽しい!』と通う毎日。毎日『いってらっしゃい』と見送れることが、今でも奇跡だと思う。

なんでも大袈裟にしがち、涙腺もボディラインもゆるみがちな40代の、卒業式目前、感情に揺さぶられまくっている気持ち。
最終日の三色丼弁当に添えて投稿。笑笑




上手なお弁当は作れないし、だいたい晩ご飯と同じメニューだから下手したら一日中同じもの食べさせられてる我が子たち。
一度も文句も言わず、毎日『お弁当おいしかったー!』って流しまで持って来てくれてありがとう。
(洗ってくれたら、なおいいぜ?♡)

🤍

毎日元気な『いってきます』
ふたりともありがとう。