昨年5月17日。
国立競技場のゲート前で、カミさんと打ちひしがれていた。
目の前を通り過ぎる人の声。
「おい、ポールのライヴ、延期らしいぞ」
事実を受け入れるのに、少し時間がかかった。
ネットに繋いで真実を探ってみても、情報は錯綜していて。
やがて、会場の中から主催者からの声が聞こえてきた。
メガホンを通した割れた真実味の薄い声は、確かに公演延期を伝えていた。
地元に戻って、息子も誘って残念会。
でも、その時はまだ、公演は延期であって、行われると信じていた。
翌日、半崎美子さんの赤坂BLITZワンマンライヴ。
ライヴ前、高揚する僕の耳に届いたのは、「ポール公演中止」だった。
あの日。
半崎さんのライヴに、僕は救われていたんだなあ。
もし、半崎さんのライヴがなかったら、僕はどうしていたんだろう?
思いっきり痛飲していたのかな。わからない。
ショックではあったけど、受け入れるコトはできた。
年齢的にも、無理はして欲しくないし。
結局、日本公演、韓国公演、アメリカ公演の一部が中止になって。
そのコトがポールの病状を物語っている。
アーティストにとって、公演の中止というのはビッグであればあるほど、大変なコト。
莫大なお金が消えるワケだからね。尚且つ、様々な膨大な人達に迷惑がかかる。もちろん、ファンだって。
殊に、宿泊先・交通費をかけて来られた方々には、まさに「途方に暮れる」出来事だっただろう。
でも、それでも僕は信じている。
一番辛い真実を受け入れなければいけなかったのは、やはりポール本人だっただろうというコト。
もう、世界を回って体力を酷使して、ツアーなんてしなくてもいいんだもん。
時々曲を作って。
奥様とデートを楽しんで。
ロッキングチェアに座って、お孫さんとゆっくり語らっていて、いい筈。
それでも。ポールはやっぱり戻ってきてくれる。
もう、それだけで、充分だ。^ ^
4月。来日決定です!(*^.^*)
有名曲だろうがなんだろうが。
やっぱり好きなモノは好きだ。
この曲を、また聴きたい。^ ^