今年も残すところ、あと僅か。
もう、皆さんは年越しの準備万端でしょうか?
yukki家は・・・大掃除が今日でした。もう、バッタバタで仕事よりも疲れた・・・(^▽^;)
年賀状に至っては、おそらく書くのは松の内でしょう。(笑)
っと言うコトで、今年も恒例の総括をしたいと思います。
今年中盤くらいから、記事の更新がめっきり減ってしまいました。月によっては2本しか書けない月もあったりして。

まあ、仕事でバタバタしていたというのもあって、アメブロにログインすらできない日が結構ありました。皆さんのところにもなかなかお伺いできませんでした。ごめんなさい。m(_ _)m
でも、それだけじゃないんですよね・・・(;^_^A
何かこう、「ブログを書く」という行為が、億劫になってしまった、というのも正直なところです。書いた記事を読み返してみると、これが全然面白くない。こんなのアップできないから、書き直そう。→時間だけが過ぎて、書く時期を逸する。
そんな繰り返しでした。
仕事の方は、これから4月上旬まで段々と忙しくなっていくので、当分この状況から脱するのは難しそうなんですが・・・
来年は、もう少しコンスタントに更新できたらいいなあ。(^▽^;)
では、音楽面での今年の総括を。
まずはライヴから行きましょうか。
なんと言っても、今年の僕にとっての最大のニュースというのは、5月のポール・マッカートニー来日公演の中止でした。
カミさんと国立競技場へ行き、ツアーグッズまで買い、開場を待っていたその時の、突然の中止告知(当時は延期でしたが)。正直、メチャメチャショックでした。

1980年のウイングス来日公演でも、ポールが大麻所持で空港で逮捕され、中止になってしまいましたから、実質僕は行く予定だった3回の公演のうち、実に2回中止の憂き目に遭った、というコトになります。
縁がうすいのかなあ・・・(ノ_・。)
とは言え、ポールの健康が一番大切ですから、これは仕方ないコトでした。今年の内の再来日は叶いませんでしたが、どうやら来年の5月以降くらいに、来日公演の可能性について言及されているみたいなので・・・
頑張ってチケット獲らなくっちゃ!

さて。今年のライヴ。手帳で数えてみました。果たして何回行ったのか?
フリーライヴも全部含めると、今年は56本でした。ひと月平均にすると4.6本。昨年と殆ど変わらなかったですね~。微増、というところでしょうか。
回数で言えば、今年はお二人のアーティストさんがそれぞれ8回ずつで同率一位でした。
お一人は半崎美子さん。
ポールのライヴが延期(結局その後中止になりました)になった、その翌日の赤坂BLITZでのワンマンライヴは、僕を救ってくれました。あのライヴがなかったら、僕はもっと長く落ち込んでいたかもしれない。
とても感謝しています。(*^.^*)
そしてもうお一人は松本佳奈さん。
殊に、佳奈さんに初めて出会ったのが7月13日。ご本人が入院されて約1ヶ月ライヴ活動をされておられませんから、実質4ヶ月程で、8本のライヴを拝見したコトになりますね。
今年の一番の僥倖は、この松本佳奈というアーティストに出会えたコト。

では、僭越ではありますが、今年の56本のライヴの中での、ベスト3を選びたいと思います。
まず、第3位。
昨年同様ベスト3に名を連ねるコトになりました。back numberの「中野ラブストーリー」です。
そうだ。レポート書いてないや。

中野サンプラザの玄関では、正直、中に入るのをかなり躊躇しました。だって・・・
殆どが10代~20代の若者なんだもの!

昨年の武道館では、まだ同世代の方も散見できたんですが、この日はこんな五十路オヤジの姿は全く見かけなかった。入場の列に並ぶのに、こんなに葛藤したライヴは、今までありません!(笑)
でもね。勇気を出して会場に入ってしまえば、あとはこっちのもの!もう、手を叩いて、手を突き上げて、跳んで、叫んで。
彼らの音楽は、本当に大好き!五十路オヤジが言うのもなんだけど、聴いていると自然に甘酸っぱい想いが胸に溢れてくる。いつのまにか、「青春」に戻っている。
あっ、こんな想い、確かにあったなあ、って。「そうそう!そう言うの、あるよね!」って、自然体で納得できてしまう。だから、彼らのライヴを聴いた後には、決まってとっても寂しくなる。
離れたくなくなっちゃうんだよね。
依与吏クンの描く詩の世界は、あまりにも身につまされて、切なすぎて・・・

back number 「幸せ」
できれば、こういうバラードの時は座って聴きたいんだけど、みんなずっとオールスタンディングなんだよね。(;^_^A
オッサンには、なかなかツライ。(笑)
では、2位です。
9月に行われた、たなかゆりさんの井荻チャイナスクエアでの優希さんとのツーマンライヴ「にーはぉまー?」です。
翌日に北参道ストロボカフェでもライヴをされていて、僕はどちらも伺ったんです。もちろん、ハコとしてはストロボカフェの方が、音もいいですし、ハコの雰囲気も格段に、いい。
でもね。それまで僕はゆりさんのハコでのライヴを聴いたコトがなくて。彼女は宇和島出身で、大阪を拠点に活動されておられます。
出会いは新宿のストリートだったし、後はツイキャスと、春には渋谷でのストリートで。いずれも、ハコではありませんでした。
確かに、チャイナスクエアは、ハコというよりもライヴ&喫茶。音も正直言ってあまり良くはありません。
ステージ・・・と言っていいのか、もちろん段差はありませんし、奥行きもなく狭い。
それでも。「たなかゆり」というアーティストの声を、生でハコで聴けたという感動が、大きく上回りました。もう、1曲目から目が潤んでしまって・・・。゚(T^T)゚。
この日僕は、やっぱり、ゆりさんの声が大好きでたまらないんだ、というコトを、如実に思い知らされました。だって、全ての曲の歌い出しでことごとくウルウルしてしまうんだから。
ご一緒させていただいたMartinさんが、ステージに向って前に座っておられて、ホントに助かった。もし逆だったら、僕が泣いているみっともないところをお見せして、せっかくのゆりさんのライヴに集中できなかったかも。(笑)
「たなかゆり」には、「たなかゆり」にしかない「武器」がある。
この、高音でのファルセットの出し入れは、まさしく彼女ならでは。^ ^
「緑の傘」 たなかゆり
今年一番の心残りと言えば・・・彼女の大阪でのワンマンに行けなかったコトだ。
きっと、素敵だったんだろうなあ・・・(ノ_・。)
さあ。では、いよいよ1位です。
それは、9月30日。退院後初のライヴとなった、9月30日、天窓comfortで行われた松本佳奈さんの復帰ライヴです。
「ライヴ」そのものの質だけを問えば、文句無しに、つい先日12月20日に下北沢SEED SHIPで行われた、佳奈さん主催のスリーマンです。
「背中が強張って、以前出せていた声が出ない」そんな忸怩たる想いを抱えて、ここ3ヶ月。休まずライヴ活動を続けてきた、佳奈さん。
明らかに、確実に快方に向っているコトを、この日SEED SHIPにおられた皆さんが、感じたであろう、堂々たる声。ただただ、嬉しくて、嬉しくて。

ただ。comfortで歌ってくださった佳奈さんは、おそらく、手探りで。どこまで歌えるんだろう。どこまで声は出るんだろう。何よりも、(トリでした)お客さんは聴いてくれるんだろうか?
きっと、そんな不安で一杯だったんじゃないかと思うんです。
お客さんは、最後まで残ってくれた。この日はいいくぼさんもおられたし、佳奈さんのブッキングがどの位あったのかも分からないけど。
でも、一つだけ言えるのは。
最後まで残ってくれたお客さんの一人一人が、「松本佳奈」の復帰を、心から祝福していた、というコト。あんなに優しい空間は、そんなに味わえるモンじゃない。(*^.^*)
佳奈さんが最後のMCで言葉に詰まったのは。
言いようもない不安に、言いようもない感謝と、歌える場所に帰ってきた喜び。そんなごちゃまぜに織り交じった心情だったんじゃないかと、僕は思ってる。^ ^
だからこそ。あの日の「松本佳奈」は。
飛びっきり、嬉しそうだった。
ちょっと照れくさそうに。
でも、凛として。
僕は、そこにいるコトができて、心から感謝してる。
終演後の彼女の握手の強さは、今でもこの手にはっきり残っている。^ ^
彼女の綴る歌詞は、どこまでも真摯だ。普通は言い難いコトだって、隠さず想いを素直にぶつける。
きっと、好き嫌いがはっきり分かれるアーティストだろうと思う。
でもね。
だからこそ、胸に深く刺さる。
彼女の歌詞は、とても鋭くて、そしてとても現実を描いていて。
時にとても辛くて、悲しくて。
そして、とてつもなく、優しい。
「strings」 松本佳奈
最後に、今年の「yukki's CD award」を。
って、なにカッコつけてんねん!(笑)
今年は、アルバムも楽曲についても、正直心動かされるモノは少なかったです。
そんな中、やはりライヴで心を動かされたこのお二人の楽曲には、心底惚れました。(*^.^*)
順位はつけられませんが、どちらも僕の中では、今年おそらく一番たくさん聴いた曲だと思います。
よかったら。^ ^
「キセキのカケラ」 たなかゆり
「パラダイムシフト」 松本佳奈
そして、今年のベストアルバムは。
やっぱり、このアルバムしかないかな。
死んだように生きるのはもうやめた/松本佳奈

¥2,268
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楽曲、構成、その全てが、インディーズとは思えないほどのクオリティの高さ。
そしてなにより。
「松本佳奈」というアーティストの、今の全てが表現されていて。
まさに「捨て曲」無し。インストゥルメンタルの曲も含めて、アルバムのコンセプトがしっかり表現されている。
ここ数年のアルバムと比べても、素晴らしいと思った絢香さんの「The beginning」となんら遜色ない。
そのくらい、僕にとっては衝撃だった。
生き辛い世の中だけど。
こんな歌が聴かせてもらえるのなら。
そんなのも、決して悪くない。^ ^
今年1年、ありがとうございました。
不義理ばかりの1年でした。
それでも、見捨てずにコメントをくださったり、読んでくださった皆さん。
本当にありがとうございました。m(_ _)m
どうか、良いお年をお迎えくださいね。^ ^