
コメントもいただいているので、きちんと公開されたコトは間違いないんですが、何故勝手に下書き状態に?(?_?)
世の中は、わからないコトだらけですなあ・・・(;^_^A
今日、この記事を書くにあたって。
まずは、出逢いのきっかけをくださったmyさんに、心から感謝しています。^ ^
そして。
「松本佳奈」という、飛びっきり素敵なアーティストに出逢えたコト。
「僥倖」ではなくて。
「必然」だったと。
そう勝手に悦に入っています。^ ^
前記事に書いたとおり、13日は国分寺の新星堂で行われた、松本佳奈さんのライヴに行ってきました。
この日のライヴは、「四谷天窓」がプロデュースする「Piano & Woman」というコンピレーションアルバムの、5枚目のリリースを記念したライヴの最終回でした。
もう既に、この日ご一緒させていただいたmyさんが、このライヴの記事を先に書かれています。
正直、これ以上の記事は僕には書けないので、よかったらまずはそちらをご覧ください。佳奈さんを以前からずっと聴いてきて、応援されているmyさんだからこそ、書くことのできる愛情溢れる素敵なレポートです。^ ^
myのブログ 「松本佳奈に学ぶ人生の価値」 ←こちら
なので、僕の記事はあくまでも、感じたことをそのまま書き殴った記事だと思って見ていただけたら。

myさんとは、すぐに新星堂の前でお会いするコトができました。中に入るとまだ最前列も空いていて。小心者な僕は2列目あたりでいいかな?っと思っていたんですが、myさんに「せっかくだから前に座ろうよ」っと勇気をいただいて、最前列センターへ。

い、1mも離れてない・・・(///∇//)
この日のアーティストさんは、今回の5枚目に参加された佳奈さんと、井上水晶さん(すいしょうと書いてみあさんとお読みします)、そして、3枚目に参加されていた谷口深雪さんのお三方。
まずは、このお二人のご紹介を。
井上水晶さん
オケを併用してのステージで、明るいポップな曲調と、クセのない素直な歌唱に好感が持てるアーティストさんでした。サイン会でも終始笑顔を絶やさず、真っ直ぐ目を見て話される方なので、オヤジとしてはドギマギしてしまうくらい。(笑)実際、この日来られていた方々にも、ご贔屓にされている方がかなりおられたんじゃないかな?サイン会はかなり盛況で、立ち止まって長く話しておられる方も多かったです。
谷口深雪さん
実際には今回のコンピレーションアルバムには参加しておられないので、ゲストという形での参戦でしたから、ご本人としては内心やり辛かったのではないかと思います。他のお二人が3曲ずつ歌われたのに対して、谷口さんは2曲ずつでしたし。でも、そんなコトはおくびにも出さず、「参加していないですが、サインさせていただいてもいいですか?」と、今回の「Piano & Woman」オリジナル色紙へのサインを積極的にされていて。姐御肌って言うのかなあ。人間的に素敵な方でした。
そして、その歌唱なんですが、ステージに上る際、履いていたパンプスを脱いで裸足でステージに立たれました。経験を積まれているだけあって、終始聴いていて安心できる実力と度胸をお持ちで、華奢な体にも係わらず、高音部の声の伸びと張りが素晴らしい!この日谷口さんは、前日大阪でのライヴを終えて、その足でこの国分寺に来られたそうですが、そんな忙しい状況など微塵も感じさせない、素敵なステージでした。この日は残念ながらCDを購入させていただく余裕がありませんでしたが、いつかもう一度聴いてみたい。そう思わせてくれるアーティストさんでした。^ ^
さて、いよいよこの日、ライヴでは初めて聴かせていただく松本佳奈さんです。
まずは、セットリストを。
1st stage
1.あの陽だまりは瞼の裏
2.パラダイムシフト
3.Strings
2nd stage
1.モラルズ
2.パラダイムシフト
3.Strings
まず僕が驚いて、そしてとても嬉しかったのは、佳奈さんの曲の中で初めて聴いて惹かれた「Strings」と、今僕の中で最もヘビロテしている大好きな「パラダイムシフト」を、2ステージとも歌ってくださった、というコト。(*^.^*)
さらには、ベース音が力強く響く鍵盤の弾き方。これがエレピじゃなくてグランドピアノだったら、どんなにかお腹に響いただろう?と思うくらい。
何より、言葉のひとつひとつをとても大切そうに歌う佳奈さんの歌唱。目の前に、まるで歌詞が浮かんでいるかのように、耳に届く。ささやくように歌うところから、声を張って歌うところまでの抑揚が、「何を伝えたいのか」をわかりやすく教えてくれる。
歌い終わった後、両の手を合わせて、そしてとても深いお辞儀。聴いてくれたお客さんへの感謝の気持ちが、とてもストレートに伝わるんです。^ ^
そして、最も僕が惹かれたのは、「松本佳奈」というアーティストの想いの強さでした。
2ステージとも持ち時間15分と短い中、3曲歌って、尚且つあの佳奈さんの言葉は、僕にとっては本当に衝撃だった。
決して雄弁ではありません。むしろ訥々と語る佳奈さんの言葉に、心衝かれました。
ものごころついた時には、お母様とおばあさまとの3人暮らしだったこと。
子供の頃はいじめに遭い不登校になった、ということ。
言葉で伝えることが苦手で、その為に「音楽」で人に想いを伝えたいとアーティストを目指したこと。
「CDを出してあげる」「テレビに出演させてあげる」という、アーティストを目指す人間の心を弄ぶような言葉を駆使する輩に騙されて、詐欺被害にあったこと・・・
そうしたことから、人を信じることができなくなった時期があったこと。
さらには。
「こんな重い音楽は絶対売れない」そんな心ない言葉を、ずっと言われ続けてきたこと。
それでも、「松本佳奈」というアーティストは、歌う事を止めなかった。それがどんなに凄いコトなのか。僕には想像すらできないけれども・・・
きっと、今の僕のように、この歌を、歌詞を欲する人が、たくさんいるはず。^ ^
ステージで、自らの体験を話すことは、「いけないことなんじゃないか?」そう、佳奈さんは思われていたそうです。
でも。あえてそうした自らの体験や状況を言葉にすることで、今までどうすることもできなかった、同じような想いを持った子供達や、辛い経験を持つ人達にも、何か伝えることができるんじゃないか?
そうおっしゃっていました。
僕は佳奈さんの歌に心を持っていかれてしまっていたので、ここに書いたことにはニュアンスの違いや、言葉の違いがあるかもしれません。もしあったなら、お詫びします。m(_ _ )m
でも。こういう自らに起きたことを、素直に言葉にできるというのは、それ相応の覚悟と、それを乗り越えた後にしか、できることではない。
佳奈さんのホームページを見てみると、こんな言葉がありました。
「人と人との間に生まれた誤解や、もつれてしまった関係を解きほぐしたい」
今、佳奈さんは、ライヴハウスでのライヴのみならず、こうしたインストアライヴのように、単に音楽だけを聴きに来た方々だけではなくて、様々な方々が耳にしてくれるようなところで、積極的にライヴをされています。それは、演劇との組み合わせであったり、ヨガや花火であったり。
さらには「ワークショップに参加して松本佳奈の曲を一曲完璧に歌えるようになる→その後の本番で一緒にステージに上がり演奏する」という、斬新な取組みもされています。楽器はできなくてもいい。カスタネットでも大歓迎!という、まさに「松本佳奈と一緒に音楽と触れ合う」場所です。^ ^
歌う場所を選ばず、歌えるところでなら、どんな環境でも歌う。そんなチャレンジを、佳奈さんは今、続けておられます。
佳奈さんが今、伝えたいこと。
それはきっと、この曲に込められている。
僕は・・・
この歌詞を聴く度に、情けないけど涙が抑えられない。
私は数字じゃない
感覚を持って生きてる
愛想笑いするのはもうやめた
声をあげる
届くのがたとえ一人でも
だまっていたって
何も変わらない
そんなの無駄だって
きれいごと言うなって
君は鋭い目で言うかもしれないけど
いいよ
私だって生きてることを叫びたい
僕は、そのあげた声が届く「一人」でありたい。
「パラダイムシフト」 松本佳奈
「パラダイムシフト」という曲の最大の魅力は、歌詞。
でもね。それと同じくらい、曲の構成が凄い。完成度がハンパじゃない。
Aメロ~Bメロ~サビ。これはどんな楽曲でも使われていますね。2コーラス終った後にCメロが出てくる。ここまではよくある構成です。
でもね。ここからが違う。間奏が入ってなんとDメロが入る。ここまで行くと、一つの曲として散漫な印象が出てしまいがちなんだけど、そんなコトは微塵もない。それどころか、さっきのCメロはただのCメロじゃないんだ。聴いてもらえたらわかると思うんだけど、最終的にはこのCメロこそが、本当の「大サビ」になっている。
大袈裟な言い方をしてしまえば、この曲は「組曲」だと思う。
そして、これは私見だけれど、佳奈さんがもっとも「伝えたい言葉」が、CメロとDメロに詰まっている。^ ^
確かな作曲能力があってこその、この楽曲のクオリティの高さ。
そして、最後の「叫びたい」の時の、佳奈さんの解放されたような無垢な笑顔。
何度聴いても。
やっぱり、泣く・・・。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
佳奈さんの「パラダイムシフト」は、日本テレビ系「ミュージックドラゴン」のPOWER PLAYに決まりました。7月18日と25日の24時58分からです。お時間のある方は、是非!^ ^
さらに、8月5日からは、カラオケDAMで歌えるようになるんです!

是非是非覚えて、歌って!(^_^)v
僕も覚える!すっごく難しい曲だけど。
根性で。^ ^
佳奈さんは、こうおっしゃっていました。
「パラダイムシフト」という曲が、こうして陽の目をみることができて、嬉しい。なんだか報われた気がしました。
「こんな重い曲が~」とか言ってたヤツ。
残念だったね。


物販の様子ですが・・・myさんからお借りしました。この時は撮られてたの全然知らなかった。(笑)

「Strings」が収録されている「生きているだけの価値」です。ショートカットだったんですね。わかりにくいかもしれませんが、ちゃんとショートカットの絵を書いてくださっています。^ ^

「パラダイムシフト」が収録されている「死んだように生きるのはもうやめた」。
このジャケットの絵と文字。そして歌詞カードも全て、佳奈さんご自身が書かれたそうです。
このアルバムは、1st stageの時には店頭になかったんです。どうしても欲しい僕の気持ちをmyさんが汲んでくださって、佳奈さんと店員さんに聞いてくださったんです。2nd stageの時には無事物販に並んでいて。myさんにはいつも助けていただいてるなあ・・・年下なのに、手間のかかるオヤジで、いつもすみません。m(_ _ )m
って、それくらい自分で聞けよっ!(笑)

真ん中が佳奈さんです。こんなに素敵な笑顔をされるんです。^ ^
このライブは「Piano & Woman」のリリースイベントですから、「パラダイムシフト」と「Strings」を両方とも聴かせていただけるとは思っていなかったので、嬉しかったです!っと僕が言うと、佳奈さんはこうおっしゃいました。
「聴きたいっておっしゃっていましたよね?ちょっとセットリストを入れ替えちゃいました」
今回、セットリストは、当初違うものだったそうなんですが、myさんと僕のツイッターでのやりとりを見てくださっていたみたいで、急遽入れ替えてくださったそうなんです。
・・・聴かせていただくものとして、こんなにありがたいことは、ありません。(*^.^*)
最後に、佳奈さんの人となりを表しているツイッターでの言葉を引用させていただきます。
「怒鳴る人とすれ違うとき、殴る人を見たとき、心の中でその人の背中をさする。
つたない言葉で一生懸命お母さんに話しかける子どもと、スマホから目を離さないお母さんを見かけた時も、心の中で背中をさする。
そうやって私も誰かから背中をさすってもらっているのかもしれない」
このつぶやきを見た時、僕は電車の中で。
ふいをつかれて涙が溢れてきて。寝たふりをして下を向いて、いつ涙を拭いたら隣りの人にばれないか、必死だった。
僕もまた、背中をさすってもらったんだ。^ ^
現在、佳奈さんは、福岡~山口~大阪を回っておられます。
もし、お時間があるよ!っとおっしゃる方がおられたら、是非佳奈さんの歌を、生で聴いてみてください!

7/19(土)福岡・Live&喫茶 照和
開場18:50/開演19:00
料金:¥1,000 (1ドリンク付)
出演:古賀野 萌/石井 渚/えとぴりか/松本 佳奈
7/21(月・祝)山口・ムーランルージュ 【50名限定】
『音と出逢いの種を蒔く。』
開場18:30/開演19:00
出演:kinuyo/松本佳奈
チケット:大人¥3,000(1drink付)
中高生¥1,500(1drink付)
小学生以下無料(1drink ¥500別途注文)
7/24(木)大阪・心斎橋ヒルズパン工場
『THURSDAY HORIE MUSIC BAR』
開場18:30/開演19:00
出演:Berry/本多冴加/有華/純喫茶ミツヨ/松本佳奈
料金¥1,500(1ドリンク付)
今度は、myさんおすすめのグランドピアノのあるハコで。
聴きたい。
いや。
絶対聴きに行く。^ ^
死んだように生きるのはもうやめた/松本佳奈

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