花菜さん、おめでとう!

っというコトで、Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREで行われた花菜さんのバースデイライヴに行ってきました。
ただ・・・僕にとって問題なのが開始時間。土曜日というコトもあって、早めの18時開演なんですが、この日は僕は仕事初め。定時で上がってもとてもじゃないけど間に合う時間じゃないんです・・・

でもね。オープニングに間に合わないとわかっていても、どうしてもこの日のチケットが取りたかった理由があるんです。それは、今回のライヴが「B面ナイト」といって、シングルA面曲は一切歌わず、カップリングとアルバム曲だけを歌う、というモノだったから。
通常のライヴでは、まず聴くコトのできない曲達が生で聴ける!

こりゃあ、行くっきゃないでしょ?

さて。仕事始めの日は毎年結構急な仕事が舞い込むコトが多いんですが、この日はかなり平穏な日で。同僚のはからいもあってちょいと早めに会社を出るコトができました。^ ^
会場に着いたのは開演時間ギリギリの3分前!よかった~。



ドリンクを受け取ってオヤジ連合の方々にロビーでご挨拶を済ませたら、もう18時!

慌ててそれぞれの席へ。
僕は一番左端だったんです。二つ席を挟んでmyさん。さらには同じ列の右端にy-guitarさん。こういうのも珍しいですよね。
ここで、一つだけ、どうしても言いたいコトが。僕の隣りに座っていたカップル。別にね、人に迷惑さえかけなければどんな聴き方をしてもいい、と僕は思ってますよ。
ただ、この二人。曲が終わった後の拍手もしなければ手拍子も無視。花菜さんのMCの間や曲の途中でヒソヒソ話はするし、おまけにかばんからぬいぐるみを取り出して、二人でごそごそなにかやりとりしてるんです。

挙句の果てに、花菜さんが「歌って!」っと観客に促すところでは、自分達はもちろん歌わず、歌っている僕の方をちらちら見て何かまたヒソヒソ話。花菜さんが「今日初めて私のライヴに来た、という人?」の問いには手を挙げていませんでしたから、初めてではなかったんでしょうけれど・・・
本当に花菜さんの歌が聴きたかったのかなあ?っと疑いたくなってしまうほど、明らかにライヴを楽しもうという態度ではありませんでした。正直、彼らの隣りでかなりモチベーションが下がりました・・・

まあ、そんなコトを差し引いても、この「B面ナイト」。お宝曲続出の、僕にとってはとても楽しいライヴでしたよ!

18時を少し回って、客電が落ちると昨年と同様♪ハッピーバースデイ花菜ちゃ~ん!♪というオケが流れ、サポートメンバーのナオミチ番長(Bass)、つよぽん(Dr)、伊藤さん(key)、小暮っち(G)の4人がステージへ。
少し遅れて花菜さんが!今宵の花菜さん!会場からも大きな歓声とどよめきが起きましたが、目の覚めるような鮮やかなエメラルドグリーンの衣装。これはなんて言うのかな?ノースリーブのミニワンピースのように見えて、実はパンツになっていて、花菜さんのスラッとした綺麗な足が眩しい!


(画像は花菜さんのブログからお借りしました)
「みんな、来てくれてありがとな~!最初の曲は、今日の為に作った曲です!」
昨年も「ハッピーバースデイわたし」という曲を披露してくれたんですが、今年もこの日限りの曲を!

1.B面ナイト(新曲)
ロックライクなリズムに乗って、のっけからいきなりノリノリの花菜さん!いい感じ!これ、歌詞替えてちゃんとした曲として発表してくれてもいいんじゃないかな?
2.melody (13位タイ)
ファーストアルバム「いつも笑っていられるように」からのチョイス。これもまた軽快なナンバー。この曲は3年前の渋谷CC以来、約3年ぶりに聴きました。懐かしい~。この日はそんな「懐かしい~!」の連続だったんですけどね。ちなみに曲のタイトルの横の順位は、事前にファンからリクエストを受けていて、その集計結果だそうです。
3.Darlin'(13位タイ)
4枚目の(ミニ)アルバム「春の空」から。この「Darlin'」には早速涙腺を攻撃されました。僕が初めて花菜さんのライヴに参戦した、2010年11月の横浜BLITZ以来だった、というのもありましたが、久しぶりに聴いて「こんなに素敵な曲だったんだ~・・・」っという、感慨がぶわあっと押し寄せてきてね~・・・

ここで初めてのMCが。あ、最初からお詫びしておきますが、今回殆どMCの内容が飛んじゃってます。(;^_^A
あ・・・最近は頻繁に飛んでますね。(笑)
終わった後のオヤジ連合の皆さんとの新年会が楽しかったというのもありますが、前述した隣りのカップルのおかげでね・・・MCには殆ど集中できなかった・・・

「こんなマニアックなライヴにみんな来てくれてありがとう!でもさ。みんな趣旨ちゃんと分かって来てる?こんな曲知らない、とか言われても、それはみんなの予習の問題だからさ」
っと、いきなりのジャブ!(笑)
「このB面ライヴは、随分前からずっとやりたかったんだ。知ってる人も知らない人も、ちゃんと楽しめるように頑張りますので、どうぞ最後までよろしく!」
4.sky high(9位タイ)
8枚目のシングル「シャララ」のカップリング。アルバムには収録されていないので、まさに「B面ナイト」にふさわしい、爽やかなアッパーチューンです。僕は初めて生で聴いたので、嬉しかったなあ!

5.ホントの気持ち(9位タイ)
この日初めての「キター!」でした!セカンドアルバム「しあわせの箱を開くカギ」からのチョイス。僕はこの曲が大好きなんですよ!50曲からある「B面曲」の中で9位タイですから、花菜さんファンからも人気の一曲なんですね!ポップで歌詞がなんとも言えず可愛らしくてね~!以前記事でもご紹介しています。この曲が聴ける日が来るなんてね~・・・明るいポップな曲なのに、ウルウルしてました。(*^.^*)
6.もっともっと(23位タイ)
サードアルバム「愛と太陽」から。花菜さんには珍しく少しダークなパッション漂う曲がここで。
7.コールが5回鳴る前に(13位タイ)
再びファーストアルバムからのチョイス。ここでは花菜さん、ギターをアコーディオンに持ち替えて、間奏ではソロも披露してくれました。花菜さんはピアノも弾かれますから、ここでは安定したパフォーマンスでしたよ。
8.しあわせのカギ(23位タイ)
セカンドアルバムのタイトル曲、と言ってもいいこの曲がここで。バンドアレンジが凄く似合っていて、壮大な雰囲気が会場を包んでくれました。「sky high」からの5曲は、通常のライヴでは滅多に聴くコトのできない曲でしょうから、この流れは貴重でしたね~。

9.ラストランゲージ(5位タイ)
再びの「キターッ!」でした!サードアルバムからのチョイス。この曲は花菜さんの楽曲の中でも10本の指に入る位、大好きな曲!この日歌ってくれた他の「B面曲」に比べると、通常のライヴで歌われている頻度が高い曲ですが、それでもやっぱりいいモノはいい!何度でも聴きたい!

ただ、やはりバンドライヴというコトもあったんでしょうね。この音源に比べて花菜さんのアコギの迫力が少し物足りなかったかな?まあ、それは些細なコトですが。
10.一番星と三日月(13位タイ)
4枚目のアルバムから。なんとここで花菜さん、最近猛練習中のトランペットを!「去年は聖者の行進やったんだけど、間違えても笑って許してもらえる曲やったんよね~。ところが今回の曲は間違えたら笑いじゃ済ませられへんのよ~」っと、かなりのプレッシャーを感じておられる様子。
それでも、昨年に比べたら一音一音がはっきり出ていて、練習の成果が分かる演奏でしたよ。

トランペットをスタッフに渡すと、花菜さんどうやらハンドマイクでの歌唱になるようです。
「では、リクエストでバラード部門1位になった曲を」
11.タペストリー(バラード部門1位)
サードアルバムから。この曲も比較的通常のライヴでも歌ってくれる曲です。横浜BLITZで初めて生で聴いた時は、泣いたなあ・・・今回の「B面ナイト」でも、きっと歌ってくれるだろう。そう思っていました。半ば確信的に。イントロなしでいきなり花菜さんの声が流れた瞬間、もうマイクを持った花菜さんの姿がぼやけてしまってね・・・この日最初の涙腺決壊・・・なんと言っても僕が「キセキ」の次に好きな、スケールの大きなバラード。この曲はサビの歌唱が非常に難しくて、オリジナル音源では息継ぎせず一気に歌い上げるんですが、やはりライヴでは息継ぎをしながらの歌唱でした。それでも、花菜さんのあの切なげな表情を浮かべながらの、熱唱。響いたなあ。。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
この日のベストソングは?と問われたら、僕はこの「タペストリー」を文句なしに選びます。新年会の時にmyさんに聞いたんですが、myさんもこの曲が一番良かったとおっしゃっておられて。嬉しかったなあ。(*^.^*)
ここでサポートメンバーがステージを離れて、花菜さん一人がステージに残りました。どうやら弾き語りで歌ってくれる様子。

12.月のない夜
6枚目のシングル「光と影」のカップリング。この曲も「sky high」と同様アルバムには未収録なので、かなりレアな選曲でした。しかも花菜さんの弾き語りでの披露。やっぱり花菜さんは弾き語りがいいなあ。その魅力を改めて強く再認識しました。
っとここで、花菜さんが「この場でリクエストもらおうかな?その中から選んで歌っちゃいます!」これには会場、大興奮です!

「猪名川!」「サンシャインストーリー!」「う~ん・・・それはね。まあ止めとこっか」
あ。多分セットに入ってるな、みたいに、ネタバレもしつつ。(笑)
「愛と太陽!」「あ、それ曲じゃないから。アルバムのタイトルやねん」
きっと、「太陽」って言いたかったんだろうな。( ´艸`)
「キセキ!」「それ、シングル曲やん!今回は歌わんって!」
などと、軽妙なやりとりがありつつ、花菜さんも会場もかなり盛り上がってました。

僕が今回どうしても聴きたい「この手のひらで」も挙がってましたね~。さて、いったいどの曲をやってくれるのか?

13.腹ペコブギウギ
なんと、ファーストアルバムのシークレット曲がここで!これはね、多分今回最高のレア曲だったんじゃないかな?会場ももう興奮のるつぼ!ある意味、花菜さんの持つコミカルな部分の原点とも言える曲ですからね~!

この後花菜さん、ギターを置いて鍵盤の前に。
「この曲は元々はギターで作った曲なんです。ライヴでは以前、同じようにピアノを弾きながら1回だけ歌ったコトがあるんですが、その時は突然だったので、上手く弾けなくて・・・私も好きな曲で、以前から歌いたいと思っていた曲です」
14.泣いてもいいよ(4位)
やはりファーストアルバムに収められている、切ない切ない珠玉のバラードがここで。元々は幼少時にピアノを弾いていただけあって、胸にジーンとくる、素敵な演奏と歌唱でしたよ。(*^.^*)
そんな余韻を残しつつ、サポートメンバーが再びステージへ。花菜さんが言います。
「バラードが続いたから、眠くなってるのと違う?じゃあ、盛り上がっていこか~っ!アップテンポ1位のこの曲で!」
15.サンシャインストーリー(アップテンポ1位)
三度の「キタ~~ッ!」でした!アルバム「わたしのかけらたち」からのチョイス!「トイレの神様」ヒット直後のツアーでしか歌われていなくて、僕はホントにこれが聴きたかった!ペイルさんとずっと「聴きたいよね!」と言っていた、念願の曲。
ホントはここで立たなきゃウソだったんだけどなあ。誰一人動かず・・・まあ、僕もですけど。(;^_^A
希望を言えば、この曲に繋がるアッパーチューンを先にやってくれたら、立てたと思うんだけど・・・
16.タイムマシン(37位タイ)
4枚目のフルアルバム「手と手」から唯一のチョイス。これもアッパーチューンです!ここでも立ちたかったんですが、前列の方々はピクリとも動かず・・・唯一右側の方が数名立たれただけで・・・勇気を出してオヤジ連合の方も立たれていて(お名前はあえて伏せさせていただきますね)、僕も一番端だし、立っちゃって通路に出れば後ろの方にも迷惑かからないかな?っと一瞬よぎったんですが・・・隣りのしらけたカップルが気になっちゃって・・・

小せえなあ、俺。

17.恋の魔法(5位タイ)
さらに、ファーストアルバムからのアッパーチューンが!今だから思うけど、花菜さんは盛り上がって欲しかったんだろうなあ。後のMCで、「この選曲で喜んでもらえるだろうか?盛り上がってもらえるだろうか?私だってこんなだけど、実は結構気にしいなんですよ。ずっと不安だったし、お客さんが来てくれるかどうかも不安だった」っておっしゃっていて。立って応援してあげればよかった。それが、心残りです・・・(ノ_・。)
18.歌いたいから歌うだけ(23位タイ)
これもファーストからのチョイスのミディアムナンバー。ここではナオミチ番長と小暮っちのコーラスが素晴らしかった!これもまたレアですが、このコーラスが聴けるなら、また是非やって欲しいなあ!

19.気にする気にしない
1月29日リリースのニューシングルのカップリングがここで!「恋の魔法」のところでちょいと書きましたが、意外と気にしいの花菜さん。「寝る前とか、ふとした時に気にしてしまう。でも、ずっと気にしていても仕方がない!」そんな気持ちで作ったというこの曲。オールドタイプのロックナンバーが、カッコよかった!

「早いもので、次の曲が最後の曲になります」と花菜さんが言うと、会場からブーイングが。そりゃあ、そうです。だってホントに楽しかったもん。
「最後は、リクエスト総合1位のこの曲を」
やっぱり・・・この曲だったのね。異論はまったくありません。
20.猪名川(総合1位)
再び、僕の涙腺が決壊・・・「あなたの街におジャマします」ツアーの麻生市民館で聴いた「猪名川」でも大泣きしちゃったけど、この日のバンドサウンドの「猪名川」も、また違う味があってね・・・特にアウトロのつよぽんの優しいドラミングと、ナオミチ番長の流れるようなベースラインがとっても良かった。この曲のアウトロは、オリジナルもライヴもホントに泣かされるよ・・・(ノ_・。)
一糸乱れぬアンコールの拍手の中、ツアーTに着替えた花菜さんはじめサポートメンバーが、再びステージに。
すると花菜さん、センターステージを通り過ぎて、つよぽんのドラムセットに向って座ります!
ええ~~~っ?アコーディオンにトランペット、ピアノときて、ついにドラムまで?(ノ゚ο゚)ノ
見ると、つよぽんはドラムとナオミチ番長との狭い間に、タンバリンを持ってスタンバイ。(笑)
「あんなあ。別にダンナがドラム叩いとるから始めたんとちゃうで~!随分前から練習しとったん!リハの後にドラム!レコーディングの後にドラム!ちゃんと練習しとったんやから!」
encore
1.ヘイホー(コミカル部門1位)
ドラム経験者としては・・・御見それしました!バスドラは「ドン!ドン!」と単調だったものの、あれだけちゃんとリズムを刻めて、おまけにおかずも叩けるのは、大したモンです!さすがにシンバルの叩き方はスティックの角度が違ってスカってましたがww、それでも凄い!それも歌いながらですからね~!リズム感あるんだなあ、花菜さん!

オーディエンスとの「ヘイホー!」「ヘイホー!」の掛け合いも凄く楽しかった!これ、つよぽんにちゃんと叩いてもらって、通常のツアーでも歌って欲しいくらい!絶対盛り上がるモン!

「『My Favorite Songs』ができる前は、ずっと最後に歌っていた曲を、最後に。この曲は私の歌への想いが込められています。私は歌を希望だと思っています。これから先、どんなコトが起こっても、どんな状況になっても、聴いてくれるみんながいてくれる限り、私はずっとこの先も歌を歌い続けます」
2.花
「花」は一昨年2月の国際フォーラム以来でしょうか。久しぶりでした。実はこの時は本編最後に「My Favorite Songs」で、アンコール最後が「花」だったんですけどね。
久しぶりに最後の「ラララー」で、花菜さんの優しい声の「もっと聴かせて」が聞けたなあ。

やはり、花菜さんのバースデイライヴです。すぐにダブルアンコールの拍手が起こりました。
そして、三度花菜さんが、今度は一人だけでステージに。
「ダブルアンコール、ありがとう!ちょうどいい会場だから、マイクなしで歌っていい?」
会場からあったかい拍手が起こります。
「最後の曲は、19歳の時に初めて作った曲を。この曲ができた時、私は当時カバーとか一切していなかったから、このできたての曲1曲だけで、地元川西の駅前に立ったの。1回歌い終わったら、また同じ曲。それを何回もリピートしてww。立ち止まってくれた人も「なんだ、また同じ曲か」って離れて行って。それでも、ずっとこの曲だけを何時間も歌っていたの」
double encore
1.いつも笑っていられるように
今こうして聴いてみると、メロディ展開や楽曲の持つスケールの大きさは、別格でしたね。これが最初にできた曲。そう考えると、やっぱり「植村花菜」は凄い才能を秘めたアーティストなんだ、というコトを、如実に思い知らされた。
やっぱ、すげえや。ライヴの常連曲が一切ないのに、こんなに楽しいんだから。

唯一の心残りと言えば・・・「この手のひらで」が聴けなかったコト。比較的通常のライヴでも歌われる「ラストランゲージ」「恋の魔法」「タペストリー」「猪名川」「花」は、歌ってくれて嬉しかった曲ばかりなんですが、せっかくの「B面ナイト」ですから。できれば「太陽さえ孤独」「春にして君を想う」「会いたい」「冷たい雨」あたりも、聴きたかったなあ。
でもまあ、今回は見事にSold Outだったそうなので、次回の「B面ナイト」に期待しましょう。

終演後、朝日夕日さんから紹介されたのが、ずっと前からブログを見てくれていたぱーちゃん。最近はちょいとご無沙汰だったけど、お会いできるなんて思っていなかったから、嬉しかった!

ブルーマンさんとはご一緒できなかったけど、オヤジ連合の9人で新年会へ。座席の関係であまりお話しできなかった方もおられましたが、約2時間半、楽しい新年会を過ごすコトができました。ありがとうございました!
今年もどうぞ、よろしくお願いします!

またまた長くなっちゃいましたが、ここまで読んでくださったあなた。
ありがとうございました!

