新章「神様のカルテ」を
          読みました。


「真面目とはね、真剣勝負の意味だよ。」
私の声に北条先生が片眉を上げた。
「なんだい、そりゃ。」
「夏目漱石の言葉です。先生のそれは、真剣勝負の発言ですか?」
(p281)

ストン!ときました😌
これまで人生の中で、何回、何十回
「彼は、真面目だから」という言葉を耳にしたことか、

そして、何度、何十度、
「こちらだって真面目。真面目さと実直(そう)とか頑固とは別物です。」と思い、口にもしたことか。

真面目とは、
どれだけ自分の思い、信念、目的に向かって行動しているかでしょう?

主人公も上司の北条もそして作中の多くの登場人物もそれぞれの思いを胸に「真面目に」活きている。

この作品に惹かれる理由の1つは、そこなんだろうなぁと改めて感じた読後感でした😌