おもしろ話 85 神社-5  三種の神器

 

しばらくの間、ご無沙汰しておりました。なにせ、高齢で今年の暑さですっかりパワーが落ちてしまいました。その上、パソコンの不具合もあって、気落ちしていました。少し涼しくなってきたので、ようやく充電完了。ぼちぼち始めますのでよろしくご支援の程お願いいたします。

 

さて、来月(令和元年10月)、新天皇の即位の礼がありますが、皇位継承に最も重要なのが、この三種の神器です。あらかじめ知っておけばテレビ中継もさらに楽しでいものになることでしょう。

 

日本神話において、天孫降臨の時に、瓊瓊杵尊が天照大神から授けられたという鏡・玉・剣のこと。また、神話に登場した神器と同一とされる、あるいはそれになぞらえられる、日本の歴代天皇が継承してきた三種の宝物のこと。

 

 

さんしゅ‐の‐じんぎ【三種の神器】

皇位の標識として歴代の天皇が受け継いできたという三つの宝物。すなわち八咫鏡ヤタノカガミ・天叢雲剣アマノムラクモノツルギ・八尺瓊曲玉ヤサカニノマガタマ。(広辞苑)

 

さんしゅのじんぎ【三種の神器】

天皇の位を示すものとして代々の天皇に伝えられた宝物。天孫降臨に際して,天照大神(あまてらすおおみかみ)がみずから天孫に授けたものと神話は伝えている。

(八咫鏡(やたのかがみ))・剣(草薙剣(くさなぎのつるぎ))・玉(八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま))3種類。 

家庭生活・社会生活などで必需の,3つの代表的な持ち物。 1950年代には,家電製品の白黒テレビ(当初は掃除機)・洗濯機・冷蔵庫。 19601970年代には,カラーテレビ・クーラー・カーの3C。これを「新三種の神器」ともいう。

(学研新世紀ビジュアル百科事典) 

 

では、三種の神器は何処にあるのでしょう。

 

天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ、あまのむらくものつるぎ)は、三種の神器の一つ。草薙の剣(くさなぎのつるぎ)ともいう。熱田神宮の神体である。三種の神器の中では天皇の持つ武力の象徴であるとされる。

  源平の壇ノ浦の戦いで二位の尼が安徳天皇を抱き腰に神器の剣を差し勾玉の箱を奉じて入水し一緒に水没した。草薙剣はそのため現存しない。が、この剣は草薙剣の形代であり、後に改めて形代の剣が伊勢神宮の神庫から選び出された。これが現在の皇居の剣である。

 

八咫鏡(やたのかがみ)は三種の神器の一つ。金属鏡であったか、石鏡であったか定かではなく、発生年代不詳。『古事記』では、八尺鏡(やたかがみ)と記されている。御桶代と呼ばれる密閉された箱状の容器に入って祀られており、伊勢神宮にて行われる神宮式年遷宮の際には、夜間、人目に触れぬよう白布で覆った神体を移御するための行列が組まれる。

 

八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)は八咫鏡・天叢雲剣と共に三種の神器(みくさのかむだから・さんしゅのじんぎ)の1つ。八坂瓊曲玉とも書く。三種の神器の中で唯一、皇居に実物がある。

 

 

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