一富士、二鷹、三なすび

 

正月二日目の夜にみる初夢で、「よい夢の代表」と思われている。

が、実は駿河の名産品を並べたもの。

四扇、五煙草、六座頭、七、八、九とつづく。

 

また、一説には、

一に富士、二に鷹の羽のぶっちがい、三に名をなす伊賀の上野に

というふうにとって、

曾我兄弟の富士の裾野の仇討ち、

鷹の羽のぶっちがいを紋所とする赤穂浪士の仇討ち、

荒木又衛門の伊賀上野の仇討ちと、三大仇討ちを並べたものとも説いている。

(河出書房新社・日本故事物語)

 

※くどう‐すけつね【工藤祐経】

鎌倉前期の武士。伊豆伊東の所領を従弟伊東祐親に

奪われたので、祐親を狩場で傷つけ、その子河津祐泰

を殺した。のち源頼朝の寵をうけたが、富士の巻狩に祐泰

の遺子曾我兄弟に殺された。( 1193)(広辞苑)

 

※いとう‐すけちか【伊東祐親】

平安後期の武士。工藤の一族。河津二郎と称した。曾我兄弟の祖父。

平氏に仕え、伊豆に流された源頼朝を監視、石橋山の戦にこれを追撃。

のち頼朝に捕えられ自刃。( 1182)(広辞苑)

 

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