レーモン・ド・ポワティエと過去世について思うこと | 過去世からのメッセージ

過去世からのメッセージ

前世療法で見た過去世の話しを中心に綴っていきます

アンティオキアに到着したルイ7世を歓待

するレーモンと書いてありました。

 

ギヨーム9世の子でアンティオキア公にな

ったレーモン・ド・ポワティエについて

チャットノベルで話題にしました。

 

 

 

ギヨーム9世の子にはアリエノールの父

ギヨーム10世、アンティオキア公になった

レーモン、そしてラミロ2世の王妃となった

アニェスがいました。ラミロ2世から見れば

ギヨーム9世は義理の父、ギヨーム10世と

レーモンは義理の兄になります。最もラミ

ロ2世がアニェスを王妃に選んだのは家柄

がよくて子供を産んだことのある未亡人だ

からという理由だけで、夫婦の会話などほ

とんどなく、子供が生まれればすぐに離婚

となり追い出されてしまう(アニェスは故

郷に帰って修道院に入る)とんでもない夫

だったわけです。

 

次男のレーモンは後継ぎにはなれませんで

したが、アンティオキア女公のコンスタン

サと結婚して支配者になります。でも他の

十字軍国家もそうですが、アンティオキア

も東ローマ帝国に攻められたりして安定し

ていません。第2回十字軍でルイ7世が立ち

寄った時はもてなしますが、美しい姪アリ

エノールと仲良くなって疑われる、そして

最後はイスラム教徒との戦いで戦死してし

まいます。

 

アンティオキアもレーモンもあんまり聞い

たことがない名前なのになぜか気になった

のは過去世人物と関係があるからだと思い

ます。普通なら気にならない人物まで気に

なってしまうのです。ラミロ2世は子孫が

たくさんいるので、亡霊になった人(自分

の人生に納得できなくて輪廻転生を繰り返

す人)は直系の子孫だけでもかなりの数に

なります。これに義理の兄弟や親戚まで含

めると大変な数になります。

 

前世療法やスピリチュアルなどで過去世が

出てくるのはただその人の癒しや自己満足

のためだけではありません。歴史は理不尽

で正しい者が勝つとは限らない、とんでも

なく酷いことをした人、間違っている考え

が正しいこととして認められています。現

代でも、この人がいるから、この考えがあ

るからたくさんの人が殺されているのにと

感じることはいくらでもあります。普通に

暮らしているとなかなかそのことには気が

つきません。でも過去世という名の亡霊に

出会って話を聞くと本当にいろいろな人生

があります。時代の制約や価値観があるか

らその人はそのような生き方しかできなか

った、でも現代人は違うのに相変わらず自

分でよく考えずに人の意見や考えに従って

安心しているだけ、これではいつまでたっ

ても世界はよくならないと思います。