「通り魔事件発生。犯人逃亡中」 ツイッターでデマが広がる
1月20日20時52分配信 J-CASTニュース
 ミニブログ「twitter(ツイッター)」上に「和光駅前で通り魔発生。犯人は逃走中」という呟きが2010年1月19日、投稿された。結局被害者とされた女性の「自作自演」で、通り魔事件は起きていなかったものの、ツイッター上で情報が広がり、一時騒然となった。

 同日14時半ごろ、東京都のユーザーが次のような呟きを投稿した。

  「埼玉県和光市、和光駅前で通り魔発生とのこと。女性が刺され、犯人は逃走中。近辺にお住まいの方、通る方、くれぐれもご注意あれ!」

■「狂言」にも関わらずデマが広がる

 この呟きを、他のユーザーがすぐさま引用。一部のユーザー間で、

  「まじ?」
  「近いぞ…。帰るのこええええ」

といった反応が起き、一時騒然となった。

 だが、同日13時にはすでに和光市長、松本武洋氏が、

  「犯人が逃走中なので警戒してください、と書いていたら第二報があり、実はそうではなく、ご本人(編注:被害者とされた人間)の自作自演らしいという報告がありました。いやいや焦りました」

と投稿している。「狂言」だったことが明らかになっていたにも関わらず、それを上回る勢いで、デマが広がってしまったようだ。

 市によると、午前10時に消防から「和光市駅付近の路上で女性が見知らぬ男性に刺された」という連絡が市役所に入った。それを受け、市は教育委員会を通して、学校から連絡網で各家庭に連絡。13時には被害者の自作自演だったとわかり、それも連絡網に流したが、より広く知らせるため、市長自らツイッターで流したという。

■「ツイッターも『疑ってかかる心』が大事」

 ツイッターでは、自分が登録している人の最新の呟きが、自分のページ「タイムライン」上に表示されるため、情報の伝播速度が極めて速い。そのため、しばしば真偽不明の情報が一気に広がることがあり、09年12月にも、「RHマイナスの血液が足りません。ご協力お願いします」というデマで騒ぎになったばかりだ。

 ITジャーナリストの井上トシユキさんは、

  「こうしたことは2ちゃんねるの時代からもありました」

と指摘する。ただ、ツイッターではリアルタイム性が高まり、より早いスピードで伝播するようになった。

  「リトゥイートで簡単に呟きを広めるシステムもありますし、止めようがありません。悪意はないにしても、早い段階でおかしいと思う人が、もっといてもいいと思います。今後はツイッターでもウラやソースを気にするようになるのではないでしょうか。やはり大事なのは『疑ってかかる心』ですね」

と話している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100120-00000004-jct-sci


本気で気にする人と これは嘘だろうと思いつつも
騒動に乗っかって楽しむ人の相乗効果

これから 犯罪予告が出てくるのは
2ちゃんではなく ツイッターが多くなるのかもね


週刊 ダイヤモンド 2010年 1/23号 [雑誌]/著者不明

¥690
Amazon.co.jp
Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)/津田 大介

¥777
Amazon.co.jp
ツイッター 140文字が世界を変える (マイコミ新書)/コグレ マサト

¥819
Amazon.co.jp
夢をかなえるツイッター ~いいことが起こるつぶやきのコツ/内藤 みか

¥998
Amazon.co.jp


blogram投票ボタン  ブログランキング・にほんブログ村へ