「悪しき前例」天皇陛下面会の一カ月ルールを逸脱した官邸のごり押し
12月11日22時4分配信 産経新聞
 中国の胡錦濤国家主席の最有力後継者候補とされる習近平国家副主席の14日からの来日に合わせ、鳩山由紀夫首相は特例的に天皇陛下との会見ができるよう自ら動いた。中国政府のメンツに配慮した格好だが、「政治主導」という名のもとでの「天皇陛下の政治利用」だとの批判が出ている。

  ■ルール破りの「政治利用」 天皇陛下と中国副主席が会見へ

 中国政府が日本側に会見を要請したのは11月下旬。外務省は希望日の1カ月前までに申請する「1カ月ルール」を理由に断ったが、首相は今週初め、平野博文官房長官に「何とかならないか」と調整を指示した。

 平野氏は今月7日と10日の2度にわたって宮内庁に電話をかけ、会見実現を要請したという。その背景には、小沢氏一郎幹事長から首相への働きかけがあったとされる。首相自身は11日夜、記者団に「小沢氏から指示があったわけではない」と否定したが、関係者によると、小沢氏は8日ごろ、首相に電話で「会見はやらないとだめだ」と申し入れたという。

 首相はまた、陛下が前立腺がんの手術を受けられた後は厳格に運用されてきた「1カ月ルール」については「杓子(しやくし)定規でダメだということで国際親善の意味で正しいのか」と疑問を示した。

 一方、宮内庁の羽毛田信吾長官は11日、「心苦しい思いで陛下にお願いした。こういったことは二度とあってはほしくないというのが私の切なる願いだ」と表明。「国の間に懸案があったら陛下を打開役にということになったら、憲法上の陛下のありようから大きく狂ってしまう」と懸念を示した。

 日本には「天皇陛下の政治利用」をめぐり、苦い経験がある。

 宮沢内閣は平成4年、天皇、皇后両陛下ご訪中を決めた。当時の中国は天安門事件による国際制裁や国家イメージの悪化にあえぎ、両陛下のご訪中を度々要請しており、それに押し切られた形だ。ご訪中について、中国の銭其●(=王へんに深のつくり)元外相は回想録で「西側の制裁を打ち破る最も適切な突破口になった」と、その政治的効果を評価した。ご訪中は中国に政治利用されたのだ。

 今回の措置について、百地章・日大教授(憲法)は「明らかに陛下の政治利用そのものだ。1カ月ルールには、ご接見される陛下ご自身にも準備が必要だという理由もある。あしき先例になりかねない」と語る。

 小沢氏ら民主党議員143人の訪中など、鳩山政権は対中傾斜を強めている。しかし、中国に特例を認めたことで今後、他国からも特例を求められかねない。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091211-00000622-san-pol

天皇陛下と習中国副主席会見 押し切られた宮内庁、危機感
12月13日7時56分配信 産経新聞
 ■官房長官「重要だから…」

 天皇陛下と14日に来日する中国の習近平国家副主席との会見が、1カ月前までに申請するルールに合わないまま決定したことで宮内庁に危機感が広がっている。羽毛田(はけた)信吾長官は11日、「二度とあってほしくない」と不快感を表明。異例の経過説明で舞台裏を明かした。背景には、各国平等に行ってきた皇室の国際親善が簡単に“政治利用”されることへの強い危機感がある。

[フォト集] 政治利用懸念される天皇陛下ご訪韓

 宮内庁と外務省では、各国要人が天皇陛下との会見を希望する場合、多忙な陛下のご日程調整を円滑に進めるため、1カ月前までに文書で正式に申請するよう求めている。

 陛下が前立腺がんの手術をされた翌年の平成16年からはこのルールを厳格に運用。国の大小や政治的重要性で取り扱いに差をつけることなく実施してきた。17年にはタイの上院議長の会見要請が1カ月を1日切った段階でされたことがあったが、地震と津波という自然災害の影響だった。ほかに例外はない。

 羽毛田長官は11日に報道陣への説明の場を設け、平野博文官房長官から陛下と習副主席との会見を実現するよう、電話で2度にわたって強く要請されたことを明らかにした。羽毛田長官は1カ月前ルールの趣旨を説明し、理解を求めたが、「日中関係は重要だから」の一点張りだったという。

 ただ、「宮内庁も内閣の一翼を占める政府機関である以上、官房長官の指示には従うべき立場」(羽毛田長官)として、最終的には受け入れた。

 しかし、上司である政治家からの指示内容を公表した上、苦言を呈するのは異例だ。羽毛田長官は「楽屋話に類することは言わない方がいいのかもしれない」と前置きしながらも、「こうしたことが今後、起こることへの懸念がある。陛下のなさりように関することについて、宮内庁には外部に言う役割もあるのではないか」と語った。

 宮内庁は各国との親善と天皇陛下のご体調を考え、ルールを順守してきた。今回、「日中関係の重要性」という名目でいとも簡単に破られたことを強く懸念している。

 鳩山由紀夫首相は「諸外国と日本との関係をより好転させるため。政治利用には当たらない」と述べたが、バックには小沢一郎・民主党幹事長の首相への強い働きかけがあったという。国の中枢を担う2人の行動は、皇室の国際親善を理解していない証左といえる。
(白浜正三)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091213-00000048-san-soci

天皇陛下ご訪韓 小沢氏「結構なこと」 政治利用に強い懸念
12月13日7時56分配信 産経新聞
 韓国訪問中の民主党の小沢一郎幹事長は12日午後、ソウル市内のホテルで記者団に対し、天皇陛下のご訪韓について「韓国の皆さんが受け入れ、歓迎してくださるなら結構なことだ」と語った。天皇陛下のご訪韓をめぐって日本政府は、過去の歴史問題に政治利用されることへの懸念や警備上の不安などから、「環境が整わない」として断ってきた経緯がある。日本国内には天皇陛下ご訪韓の反対論も根強い。(赤地真志帆、ソウル 水沼啓子)

 来年は日韓併合100年となる2010年の節目の年にあたり、韓国側のナショナリズムの高まりも予想される。韓国メディアなどでは来年に陛下のご訪韓が実現した場合、日本側に「過去をどう謝罪させるか」に関心を示す報道も散見される状況だ。

 李明博(イ・ミョンバク)大統領は今年10月、鳩山由紀夫首相の韓国訪問に先立ち、「来年にも実現できれば」と表明し、天皇陛下のご訪韓に期待を示した。李大統領は「(陛下のご)訪韓自体も重要だが、どういう形で訪問するかが重要だ」とも述べており、「謝罪と反省」など過去の清算を期待したものとも受け止められている。

 このため、“韓流ファン”を自任する鳩山首相も、日韓首脳会談後の記者会見では、陛下のご訪韓について、「簡単に『分かりました』といえない環境も理解してほしい」と否定的な考えを示している。

 ご訪韓を快諾したとも取れる小沢氏の発言は今後、日韓双方で論議を呼ぶ可能性がある。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091213-00000049-san-pol





参政権法案「通常国会で現実に」 韓国で小沢氏が統治めぐり謝罪
12月13日7時56分配信 産経新聞
 韓国訪問中の民主党の小沢一郎幹事長は12日、ソウル市内の国民大学で講演し、永住外国人に地方参政権(選挙権)を付与する法案について「日本政府の姿勢を示す意味でも、政府提案として出すべきだ。鳩山由紀夫首相も同じように考えていると思う。来年の通常国会でそれが現実になるのではないか」と述べ、来年1月召集の通常国会に政府が法案を提出し、成立させる見通しを示した。

 だが、小沢氏のこうした発言は韓国側の期待感を高め、言質を与えた形になる恐れがある。

 小沢氏や鳩山首相ら民主党幹部の多くは参政権付与に積極的で先の臨時国会で法案を議員立法で提出することを検討した。だが、党内には、「国民主権を否定するものだ」とする保守系議員や一部世論の反発もあり、提出を見送った経緯があるからだ。

 このため、同党の意思統一は難航し、衆院選マニフェスト(政権公約)にも盛り込まれなかった。平野博文官房長官は、政府提案には与党合意が必要との考えを示しているが、国民新党は付与に反対しており、小沢氏の見通し通りに事態が進むかは不透明だ。

 一方、小沢氏は、日本の朝鮮半島統治について「現代史の中で不幸な時代があった。日本国、日本国民として謝罪しなければならない歴史的事実だ」と述べた。その上で「そのことのみを言い続けていては両国の将来によい結果をもたらさない。過去の問題を乗り越え、友好親善関係、連帯が必要だ」と強調した。

 小沢氏は同夜、ソウル市内の韓国大統領府で、韓国の李明博大統領と通訳を除く2人だけで非公式に会談した。

 日韓併合から100年となる来年を「友好の100年の出発点」と位置付け、人と文化の交流を推進することで一致した。

 地方参政権に関して小沢氏は今年9月、李大統領の実兄である李相得韓日議連会長との会談で付与に前向きな意向を示しており、大統領との会談でも同様の見解を伝えたもようだ。大統領は就任直前の昨年2月の小沢氏との会談で、地方参政権付与への努力を求めていた。
(ソウル 水沼啓子、政治部 榊原智)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091213-00000050-san-pol






普天間問題 米、18日期限 がけっ縁首相「聞いてない」
12月13日7時56分配信 産経新聞
 米軍普天間飛行場の移設問題で、米政府が日本政府に対し、18日までの結論を求めてきたことで、鳩山由紀夫首相はいよいよがけっ縁に追い込まれてきた。

 普天間飛行場の県外・国外移転を主張する社民党に配慮し、日米同盟よりも連立政権維持を優先する鳩山首相にとり、与党との調整を考えれば18日までの回答などほとんど不可能に近いためだ。だが、米政府の不満が限界点に達しつつある中、首相の言動からは危機感が伝わってこない。

 ◆本音は先送り?

 「米国の思いは事実関係も含めて勉強させていただくが、(米政府から)正式にうかがっていない。コメントはこれ以上言わない」

 首相は12日夕、視察先の都内で記者団の質問にこう答えた。11月の日米首脳会談以降、移設問題の決断時期について、「越年」「年内」と揺れる発言を繰り返してきた首相だが、本音は「問題の先送り」(民主党関係者)とされる。

 「何でそんなに急ぐのかなあ…」。岡田克也外相が「年内決着」に向け米側との折衝を続けていた11月、首相は周辺にこう漏らし、岡田氏の言動に批判的な視線を向けていたという。

 最近、米政府高官と接触した民主党議員は「首相はことごとく日米同盟の根幹を揺るがす政策をとっている。米側からは『この人は本当に一緒に仕事のできる人物なのか』という不信感を伝えられた」と語る。

 米国の関与を明確にしないままの東アジア共同体構想やいわゆる「核密約」の検証のほか、在日米軍駐留費の日本側負担(思いやり予算)の削減、インド洋からの海上自衛隊の撤退…。

 オバマ大統領との首脳会談では普天間問題の早期解決に自信を示し「私を信じて」といいながら、翌日には、日米合意に基づく現行計画を前提とせずに協議する考えを表明。コペンハーゲンでの日米首脳会談を希望する首相に対し、米政府は公式要請のない段階での会談の開催を拒否し、不信感をあらわにした。

 ◆大訪中団も…

 極めつきは、小沢一郎幹事長による600人規模の大訪中団だ。「米国よりも中国を重視する鳩山政権への猜疑(さいぎ)的な姿勢が決定的になった」(政務三役)との見方もある。

 11日、鳩山首相との会談後、社民党の福島瑞穂党首は「方針はだいぶ先のこと」とし、国民新党の亀井静香代表も「(決着は)何月何日という話ではない」と述べ、長期化するとの見通しを示した。(船津寛)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091213-00000052-san-pol


いったい日本のリーダーは誰なのか?

天皇陛下を政治利用し外国人参政権をおしすすめ
小沢の言いなりの鳩山首相

教育問題では日教組の言いなりになりつつあり
経済問題では 亀井の言いなり
普天間問題でアメリカからそっぽを向かれ

そして自分は 偽装献金問題の真っ只中
恵まれた家庭に育ったので・・・
サラリーマンの平均年収は1,000万円くらいですか?
・・・・・・嫌味かよ。

口を開けば「検討して」「話し合って」を連呼
そして何も決められない。




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