な、な、なんと!室伏繰り上げ銅へ!
9月4日7時2分配信 スポーツニッポン
 北京五輪の陸上男子ハンマー投げで5位に終わった室伏広治(33=ミズノ)が、繰り上がりで3位になり、銅メダルを獲得する可能性が高くなった。銀、銅メダルだったベラルーシの2選手がドーピング検査で陽性反応を示したことが3日に判明。室伏は、04年アテネ五輪でも1位選手の失格で2位から金メダルに繰り上がっている。

 陽性反応を示したのは、81メートル61で銀メダルを獲得したワジム・デビャトフスキーと、81メートル51で銅メダルだったイワン・チホンの2選手。競技後のドーピング検査で陽性反応を示し、予備検体の検査でも陽性反応が出たという。近日中に違反が確定する見通しで、チホンの代理人は「(筋肉増強効果のある)テストステロン数値に問題があったと聞いている。ベラルーシ陸連が対応している」と認めた。デビャトフスキーは00年にドーピング違反で2年間の資格停止処分を受けている。

 違反が確定すれば、80メートル96で4位だったパルシュ(ハンガリー)が2位となり、80メートル71で5位だった室伏は3位に繰り上がる。室伏はアテネ五輪でアドリアン・アヌシュ(ハンガリー)に次ぐ2位で銀メダルを獲得したが、五輪期間中にアヌシュに尿検体のすり替え疑惑が浮上。アヌシュが新しい尿検体の提出を拒んで帰国したため、国際オリンピック委員会(IOC)はアヌシュの失格を決め、室伏が金メダルとなった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080904-00000035-spn-spo

室伏「銅」 喜びよりショック…信頼揺らぐ 陸連など
9月4日1時51分配信 毎日新聞
 北京五輪の陸上男子ハンマー投げで、銀メダルのデビャトフスキー、銅のチホンのベラルーシ2選手にドーピング違反の疑いがあることが明らかになった。両選手の違反が確定し失格となれば、5位だった室伏広治(ミズノ)が銅メダルに繰り上がる。

 この種目では前回のアテネ五輪でも1位のアヌシュ(ハンガリー)が尿検体のすり替えを疑われ、再検査を拒否したため失格となり、2位の室伏が繰り上げで金メダルをつかんだ。ベラルーシ勢には以前からドーピングのうわさもあったが、それが顕在化した。日本の関係者はメダルが増える可能性を喜ぶよりも、競技の信頼性が揺らぐことを憂慮した。

 日本選手団長を務めた日本オリンピック委員会(JOC)の福田富昭選手強化本部長は「日本のメダルが増えるのは喜ばしいが、それよりもショック。残念でならない。毎回こういうことが起こればハンマー投げの信頼性にかかわる」と懸念した。

 日本陸上競技連盟の沢木啓祐専務理事は、「北京では厳重に検査を行うと周知されたのに、それでも違反をするのは異常」と批判する。「室伏がクリーンであることを証明されたとも言えるが、複雑な心境」と話した。

 北京五輪の陸上日本代表監督を務めた日本陸連の高野進強化委員長も「室伏君がクリーンな状態で80メートル台を投げて世界と渡り合おうと努力しているのに、全体がこれでは疑心暗鬼で見られてしまう」と嘆いた。

 室伏はアテネで繰り上げ優勝が決まった際、「真実の中で試合をやることが大事」と、薬物などに頼らず自身の努力をもとに戦うことの重要性を訴えた。今回、室伏は痛めた腰の状態が思わしくないなかで最大限の調整をして戦ったが、ライバルたちには願いが届かなかったことになる。

 アテネでは表彰台の頂点に立てなかった室伏には、約1カ月後に横浜で開かれたスーパー陸上の際にメダル授与式が行われた。今回も北京で表彰台に乗れなかったが、繰り上げが決まれば、何らかの式典が行われるとみられる。【石井朗生】

 ◇北京五輪 違反6件、はく奪3件

 北京五輪では、国際オリンピック委員会(IOC)と北京五輪組織委員会(BOCOG)が、選手村の開いた7月27日から閉幕した8月24日までを検査期間と設定し、4770件の検査を行った。IOCの発表によると、8月25日時点で違反は6件、メダルはく奪は3件(2人)だった。アテネ大会では違反件数は26件(大会終了時は24件)で、メダルはく奪7件。今回はいずれも下回った。

 6件の違反のうち、射撃男子50メートルピストルで銀メダル、同エアピストルで銅メダルを獲得したキム・ジョンス(北朝鮮)と、陸上女子七種競技銀メダリスト、リュドミラ・ブロンスカ(ウクライナ)はメダルをはく奪された。

 ほかにも重量挙げ男子105キロ級や、体操女子個人総合予選で違反があり、選手は失格になった。また、今大会の違反第1号だった自転車女子ロードレースのマリアイサベル・モレノ(スペイン)と、陸上女子四百メートル障害のファニ・ハルキア(ギリシャ)は競技参加前に違反が発覚した。

 【ことば】

 <ドーピング> スポーツ選手が競技能力や成績を上げるために禁止薬物などを不正に使用すること。検査対象となる選手は、競技会の成績上位者(北京五輪では5位までの全員)や、競技会に出場した選手の中から無作為抽選で選出される。検査は主に尿を採取し、専門機関で分析が行われる。

 検査方法は、まず、選手から採取した尿をAとBの2つの検体容器に分ける。A検体から禁止薬物が検出された場合、選手に報告され、その選手はB検体の分析を要求することが可能だが、B検体を分析した結果がA検体と同じであれば、選手は処分の対象となる。

 <テストステロン> 男性ホルモンの一種で筋肉増強作用がある。副作用は肝障害など。この薬物の使用をめぐっては、自転車ロードレースのツール・ド・フランス(06年)に出場したフロイド・ランディス(米国)が優勝をはく奪されたほか、大リーグでは、ロジャー・クレメンス(元ヤンキース)らが使用した疑惑が指摘された。

◇北京五輪男子ハンマー投げ決勝記録◇
(1)コズムス(スロベニア)    82メートル02
(2)デビャトフスキー(ベラルーシ)81メートル61
(3)チホン(ベラルーシ)     81メートル51
(4)パルシュ(ハンガリー)    80メートル96
(5)室伏広治(ミズノ)      80メートル71
(6)カルヤライネン(フィンランド)79メートル59
(7)ジオルコフスキ(ポーランド) 79メートル22
(8)ハルフレイタグ(スロバキア) 78メートル65

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080904-00000000-maip-spo


驚きだーっ
パワーも必要な競技なだけに・・・って事かね?

4年前に続き今回もって
なんでばれる事をするのだろう
一部では ドーピング反応を消す薬もある 
なーんてウワサもあるらしいけど。


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