スポーツナビ - 北京五輪

Yahoo!スポーツ - 大会14日目　8月22（金） - 見どころ

　星野仙一監督率いる野球日本代表の準決勝が行われる。２０日に行われた１次リーグ最終戦では、米国に延長の末、２－４で敗北した星野ジャパン。１次リーグ４勝３敗で４位となり、この日行われる準決勝では、韓国と対戦することが決定した。
　韓国は、１次リーグ無敗の１位通過で決勝トーナメント進出を果たした強豪。貧打にあえいだ日本に比べ、主力打者が軒並み高打率をマークするなど、絶好調。韓国は、野球が正式種目となった１９９６年アトランタ五輪以降、２０００年シドニーでの銅メダルが最高位だけに、日本同様、金メダルに懸ける思いは並々ならぬものがあるだろう。
　１次リーグでは、韓国に３－５の逆転負けを喫した星野ジャパン。ここできっちりと借りを返し、決勝進出を果たしたいところだ。

　また、女子シンクロナイズドスイミングのチームテクニカルルーティン（ＴＲ）が行われる。デュエットでは銅メダルを獲得した日本だが、メダル争いは今まで以上にし烈だ。最強・ロシアには大きく水をあけられている状況で、スペインも総合力では日本より上。さらに、前日本代表ヘッドコーチの井村雅代氏が率いる中国も侮れない。技術、同調性に優れる日本はＴＲを得意としているため、高得点を奪って翌日のフリールーティーンに臨みたいところだ。

　女子テコンドー６７キロ級には、岡本依子が登場。シドニーで銅メダルを獲得した岡本は、１回戦負けした０４年アテネ五輪に続き、３大会連続の出場となる。アテネ五輪では競技団体の分裂騒動の影響から力を発揮できなかったが、競技に専念できる環境を得てからコンディションは上向きだ。昨年１１月の北京五輪アジア予選では３位に入り、代表権を獲得。テコンドーでただ１人の日本代表として、シドニー五輪以来、２大会ぶりのメダル獲得を目指す。

　陸上の男子５０キロ競歩は山崎勇喜が出場する。０７年世界選手権では、誘導員のミスによる周回不足で途中棄権。入賞すれば内定となった五輪代表を逃した。だが、悲劇を乗り越えて成長した。４月の日本選手権では、３時間４１分５５秒の日本新記録をマークして五輪切符を獲得。今大会の２０キロ競歩では、日本勢史上最高の１１位に入った。山崎の本職は５０キロだけに、入賞を期待したい。

　そのほか、野球の準決勝、陸上男子４×１００ｍリレー決勝、新体操団体の予選などが行われる。

http://beijing.yahoo.co.jp/schedule/midokoro?ymd=20080822