宮崎死刑囚 猟奇殺人、20年前震撼 45歳、遺族に謝罪ないまま

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080617-00000100-san-soci
6月17日15時48分配信 産経新聞
 連続幼女誘拐殺人事件を引き起こした宮崎勤死刑囚(45)。約20年前、幼女4人の命を次々と奪い、猟奇的な手口で日本中を震撼(しんかん)させた。公判では不可解な言動を繰り返したが、本心だったのか、精神障害を装うためだったのかは不明のままだ。結局、17日の刑執行まで謝罪や反省の言葉が拘置所の外に聞こえてくることはなかった。

 宮崎死刑囚が犯行当時住んでいた自宅は、東京都五日市町(現・あきる野市)にあった。自室は母屋の横にあった「離れ」。その中には、6000本ものアニメや特撮もののビデオテープがあった。この自室で当時26歳だった宮崎死刑囚が東京都江東区の幼女の遺体をのこぎりで切断し、自宅裏庭で埼玉県入間市の幼女の遺体を焼いた。

 平成2年3月の初公判では「覚めない夢の中でやったような感じだ」。色白の宮崎死刑囚は殺意を否認。「女の子が泣きだすとネズミ人間が出てきた…」などと意味不明な言動が続いた。弁護士との接見では「何人かの人が自分をいじめる相談をしているのが聞こえる。『針で(死刑囚の)目を刺すのは自分がやる』と話し合っている」と訴えたり、独房で「起きろ」と突然、大声を上げたりすることもあったという。

 宮崎死刑囚の父は印刷工場を持ち、月4回発行の地元紙を発行する裕福な家庭だったが、その父も宮崎死刑囚の公判中の6年1月に「疲れた」と遺書を残し投身自殺。しかし、宮崎死刑囚は法廷で「死んでくれてスッとした」と述べただけだった。

 一方で自身の「無罪」だけは強く主張していた。月刊誌の編集者や心理学者などと手紙のやり取りを続け、「自分は無罪」と記し、死刑判決確定後に面会した臨床心理士に「何かの間違いです。そのうち無罪になります」と語った。この約1カ月後に出版した2冊目の著書では、最高裁判決を「『あほか』と思います」と批判。判決が大きく報道されたことに触れ「やっぱり私は人気者だ」と感想を語り、「良いことができてよかったです」と事件を振り返った。

 事件から公判中まで終始、奇妙で、つじつまの合わない言動を繰り返した宮崎死刑囚。最後まで彼の「心象風景」は判然としないまま、45年の生涯を閉じた。

                   ◇

 土本武司・白鳳大法科大学院教授(刑法)の話「確定した死刑判決については、特別な事情がない限り執行に問題はない。当然のことで支持されるべきだ。日本の場合、死刑の執行について極力秘密にしようという傾向があった。鳩山邦夫法相になってから死刑囚の名前、執行場所、犯罪の概要を公表するようになった。今後導入される裁判員制度の対象となる事件は法定刑が死刑や無期刑を含んでおり、一般市民も死刑に立ち向かわなければならない。国民も実態を知った上で、死刑制度への賛否を決める必要がある。その点で鳩山氏が従前より死刑執行に関する情報を公開していることは歓迎すべきことだ」

                   ◇

 宮崎勤死刑囚を描いた「M 世界の、憂鬱(ゆううつ)な先端」の著書がある作家、吉岡忍さんの話「時代が生み出した異常な精神状態を背景に犯行を繰り返した最初の人物だったのではないか。にもかかわらず、裁判所の判決は通り一辺の凶悪事件として片付け、世間から隔離し、死刑という厳罰で終わらせたといえる。このため、その後に続いた事件も社会の病理を検証することなく、個人の問題として、死刑で終わらせてしまう風潮を作り出してしまった。(宮崎勤死刑囚を)司法がもっと掘り下げて検証しておけば、その後の事件の手がかりをつかめたかもしれない。司法が複雑なものを複雑に考えなければ教訓にはならない」
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当時 事件の異様さが気持ち悪く

淡々と実況見分に挑む姿も異様だった


やっと 死刑になったのですね



「執行増は異常」「抑止力ない」=法相あてに抗議書-死刑廃止議連
6月17日17時30分配信 時事通信
 宮崎勤死刑囚(45)ら3人に対する刑の執行に抗議し、国会議員でつくる「死刑廃止を推進する議員連盟」(亀井静香会長)は17日、法務省を訪れ、死刑制度の見直しを求める鳩山邦夫法相あての申し入れ書を提出した。
 衆議院議員会館で記者会見した亀井会長は「新たに3人の命が国家権力に消された。何か国民の幸せにつながっていくものが生まれたのか」と批判。凶悪事件は減っていないとして、「(死刑制度による)抑止力がないのは明白」と主張した。
 保坂展人事務局長も「執行数が増えているのは、国際社会では異常。国連で人権を主張する資格はない」と怒りをあらわにした。

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抑止力が無いからどうしたというのだろう

抑止する為ではなく 自らの命をもってして罪を償うというのが本当の意味じゃなかろうか


人権人権と言うけど 殺された人の人権は

死んでしまったら無いというのか


死刑制度は 人が人を裁くという上で

命を奪うのにかわりがないといえど

法律で決められているのです 


粛々とすすめる法相に罪は無く

この大臣で何人目の死刑執行とかの報道はやめて欲しい


執行が増えて見えるのは 大臣の椅子に座りながら

一度もサインしなかったという とんでも大臣が居たせいだとも思うよ。



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