津波の犠牲、児童13人に祈りささげる 合川南小で慰霊祭
 昭和58年の日本海中部地震で児童13人が津波の犠牲になった北秋田市の合川南小学校(松尾昭校長)で24日、慰霊祭が行われ、全校児童45人が犠牲者の霊に祈りをささげた。

 地震発生を想定した避難訓練を行った後、校舎近くの慰霊碑に児童と教員が集合。13本のろうそくに火をともした後、金田恵実さん(6年)と田中優衣さん(1年)が献花した。福岡滉司君(6年)は「慰霊碑の掃除をしたとき、なぜ災害が起こったのかと悲しい気持ちになりました。皆さんの分まで勉強やスポーツを頑張り、元気に暮らしていきます」と語り掛けた。

 日本海中部地震は昭和58年5月26日の正午ごろ発生。遠足で男鹿市加茂青砂を訪れていた同校4、5年生の児童が津波にのまれ、13人の命が失われた。慰霊碑は同年11月に建立され、翌年から毎年慰霊祭を行っている。

http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20070524k


秋田 - 日本海中部地震の概要 - http://www.pref.akita.jp/syobo/bousai/bousai4.html

人的被害 - http://www.pref.akita.jp/syobo/bousai/bousai4-3.html

秋田県における地震による死亡者は83人
内訳 ~ 津波によるもの79人
       倒壊物等によるもの2人
       地震ショックによるもの2人

津波死亡者の市町村別内訳は      
       能代市38人、男鹿市23人、八森町10人
       峰浜村5人、八竜町4人、秋田市3人

その時の状況は               
       港湾建設等海上海岸で作業中37人
       操業中等12人   観光、遠足14人 
       磯釣り中10人   農作業その他6人

農作業中砂丘を遡上してきた津波により、 
       峰浜村で3人、八竜町で2人の5人が死亡した。

また、負傷者は265人にも上った。 


青森 - 日本海中部地震 - http://www.bousai.pref.aomori.jp/jisinsouran/nihonkai/select_menu.htm

被害概要 - 写真等 - http://www.bousai.pref.aomori.jp/jisinsouran/nihonkai/2_higai_target.htm


秋田地方気象台 | 昭和58年(1983年)日本海中部地震

昭和58年(1983年)日本海中部地震(にほんかいちゅうぶじしん)
【概況】
 1983年(昭和58年)5月26日11時59分、男鹿半島の北西約70㎞でM7.7の地震が発生し、東北各地の震度は下図のとおりとなったほか、北海道から関東・中部・近畿・中国地方にかけての広い範囲で有感となった。
 仙台管区気象台は12時14分に東北地方の日本海沿岸と陸奥湾(5区)に「オオツナミ」の津波警報を発表した。
 北海道から九州にかけての日本海沿岸で津波が観測された。津波の第一波到達時刻は、深浦で12時07分、男鹿で12時08分、能代で12時24分、酒田(山形県)で12時42分等であった。津波の高さの最大は、能代港で194㎝、酒田で82㎝、深浦で65㎝、男鹿で53㎝、八戸(青森県)で10㎝等であった。現地調査によると、青森県沿岸から秋田県男鹿半島沿岸にかけては平常時の潮位より5~6m、北海道奥尻島沿岸では3~4m、佐渡、能登半島、隠岐の沿岸では2~3mの高さに達した。また、津波は北海道沿岸(太平洋側)、三陸沿岸の一部、オホ-ツク海沿岸の検潮所でも観測された。なお、朝鮮半島やソビエト連邦(当時)でも大きな津波災害があったと伝えられている。
 この地震は前震および余震を伴った。最大前震は、5月14日22時29分にM5.0の地震が発生し、最大震度は1(秋田・盛岡)であった。また、5月22日にはM2.3及びM2.4の地震があった。最大余震は、6月21日15時25分にM7.1の地震が発生し、最大震度は4(深浦・青森・江差・森)であった。この最大余震では、能代・深浦・酒田等で津波が観測された。
 この地震・津波により死者104名、家屋の全半壊3,049棟、船舶沈没・流失706隻など大きな被害が生じ、被害総額はおよそ1,800億円に達した。
 今回の災害は津波による被害が大きかったことが特徴で、被害は日本海沿岸の8道県の広い範囲におよんだ。また、死者のうち100名は津波によるものであった。一方、地震による直接の被害は秋田県と青森県に集中し、死者4名の他、建物・道路・鉄道・堤防等に被害があったが、なかでも各所で地盤が液体状になり、被害を大きくしたことが注目された。
 気象庁はこの地震を「昭和58年(1983年)日本海中部地震」と命名した。

[参考文献:気象庁技術報告第106号〔昭和58年(1983年)日本海中部地震調査報告〕、気象要覧、仙台管区気象台津波予報業務実施報告]


[東北各地の震度]

震度5
秋田、深浦、むつ
震度4
青森、八戸、盛岡、酒田
震度3
宮古、大船渡、仙台、山形、新庄、福島
震度2
白河、小名浜、若松
震度1
石巻


震央 秋田県沖
北緯  40.4度
東経 139.1度
深さ  14km
マグニチュード 7.7

http://www.sendai-jma.go.jp/tidai/akita/jishin/tyubu.htm


YouTube - 日本海中部地震 - http://www.youtube.com/watch?v=mmIRYCaz3lY

日本海中部地震 (1983) - 写真 - http://www.setsunan.ac.jp/~cibata/Photo5.htm



この年 私はすでに上京していて 災害を実体験はしていない

親兄弟 身近な人たちが事あるごとに話題にする この地震

24年たち 街の中で傷跡を見ることはもう出来ないけれど

地震・津波の恐さは忘れてはならない・・・・・。


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