対向車と衝突、母殺害
男鹿署と県警捜査一課、交通指導課は1日午前8時43分、母親が運転する乗用車のハンドルを無理やり切って対向車に衝突させ、母親を死亡させたなどとして、能代市二ツ井町字太田面の無職の長女(29)を殺人と殺人未遂の疑いで逮捕した。母親と一緒に死のうとしたという趣旨の供述をしており、容疑を認めている。同署は、無理心中を図ったたとみて動機を調べている。
調べによると、この長女は3月22日午前10時35分ごろ、男鹿市脇本地内の県道で、母親の石田悦さん(当時54)=同市二ツ井荷上場字町館=が運転する乗用車の助手席に乗っていたが、石田さんを道連れに自殺しようと、ハンドルを右に切って対向車線にはみ出させ、秋田市の会社員の男性(43)が運転するトラックに衝突させた疑い。石田さんは頚椎(けいつい)損傷で死亡し、トラックの男性は右足骨折で全治2ヶ月の重傷を負った。長女は軽傷だった。
同署などは当初、交通死亡事故として捜査したが、衝突現場の状況などから長女が無理心中を図った疑いが浮上し、逮捕した。
長女は、石田さんの自宅で暮らしていたが、精神的に不安定な状態が続き、精神科へ通院を繰り返していた。付近住民によると、昨年秋ごろには、長女が石田さんの自宅近くの県道に大の字に寝そべるなどしたため、地域で騒ぎになったという。
ある住民は「親族がなだめて介抱していたが、(長女は)まるで子供がえりしてしまったようだった」と当時の様子を振り返った。
また、昨年ごろから同市二ツ井町字太田面に一人暮らしをするために借家を借りていたが、ある住民は「入居した当初は顔を合わせたことがあるが、ここではほとんど生活していなかったようだ」と話していた。
同署と県警捜査一課などは、長女が無理心中を図った動機などを詳しく調べている。
北羽新聞 より
石田容疑者、事故前に祈祷師訪問し相談 男鹿の無理心中事件
男鹿市の県道で乗用車の助手席からいきなりハンドルを切って対向車と衝突させ、運転中の母親を殺害したとして、殺人容疑などで逮捕された無職石田友美容疑者(29)=能代市二ツ井町=が、事故の直前まで母親と一緒に男鹿市の女性祈祷(きとう)師(84)宅にいたことが1日、分かった。石田容疑者は祈祷師から入院を勧められたらしい。県警は石田容疑者が突発的に無理心中を図ったとみており、背景について慎重に調べている。
祈祷師によると、石田容疑者は事故当日の3月22日午前7時ごろ、母親のアルバイト店員悦さん(54)と祈祷師宅を訪れた。2人は10年ほど前から相談事のため定期的に訪れていた。
石田容疑者は前日の夜に何らかのトラブルを起こしたらしく、精神的に不安定な様子。悦さんも憔悴(しょうすい)し切った状態だった。祈祷師は石田容疑者に「入院したほうがいい」と勧めたという。
2人は午前10時すぎまでいて、帰り際には2人とも落ち着きを取り戻したように見えた。石田容疑者はこの日、来訪者が思いをつづるノートに「お母さんと一緒に暮らして、仲良く前のように笑って治療したい」と記してから帰った。
事故は午前10時35分ごろ、祈祷師宅から約1・5キロ離れた男鹿市脇本の県道で発生。県警の調べでは、石田容疑者は悦さんが乗用車を運転中、助手席から両手でハンドルを切るなどして、対向車線を直進してきたトラックに衝突させたとされる。
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20070502a
ABS秋田放送「Newsリアルタイムあきた」
http://www.akita-abs.co.jp/realtime_akita/index.htm
【逮捕の女 直前まで祈とう師に相談】(動画ニュース)
今年3月母親の運転していた乗用車を助手席から無理やり操作して、母親を道連れに無理心中を図ったとして逮捕された女は、事件の直前男鹿市の祈祷師に、親子関係のトラブルを相談していたことがわかりました。
http://www.akita-abs.co.jp/realtime_akita/asx/070502h01.asx
祈祷師に相談するのが悪いとは言えないけれど
・・・・・なんかズレてるという思いが
母親も娘と一緒に心が病んでいたとしか思えない・・・・・。
過去記事
<秋田・衝突事故>実は無理心中図る…助手席の娘、ハンドル切る (2007-05-01)