関テレ検証番組、ディレクター「視聴率取りたかった」
4月4日3時12分配信 読売新聞

 関西テレビは3日午後10時から約1時間10分にわたって、検証番組「私たちは何を間違えたのか 検証・発掘!あるある大事典」を、フジテレビ系の全国ネットで放送した。


 千草社長は、この日の臨時取締役会終了後に収録に臨み、番組の冒頭で謝罪。この後、1月7日放送の「納豆のダイエット効果」を制作したスタッフらの証言を基に、捏造の実態を説明した。


 この中で、担当した孫請け制作会社「アジト」のディレクターが「とにかく視聴率を取れる番組にしたいとの思いから、捏造やデータ改ざんに手を染めてしまった」などと証言。渡米して米国の研究者にインタビューした際、「(期待した)20~30%のコメントしかとれず、ショックだった。(吹き替えで)しゃべっていないことを言わせてしまった。面白くわかりやすく作っていくためには、仕方ない選択だった」と語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070403-00000115-yom-ent


昨日番組を見たけれど

どうも 反省の度合いが見えなかった

ただただ言い訳に終始して見えた。


顔は隠されてて 声も変えられ

当事者がどの程度の緊張感を持ってるのかはわからない

なんだかまるで他人事のように語られ


ネットワーク局に届いた視聴者の意見に対しても

そっちも責任あると聞こえたのは 私だけ?


素人が顔出しで 関係者は隠れ状態

なんだかなぁ~・・・・・。

(2007-04-04 07:56:09)



(追記)

関テレ「あるある」検証番組 スタッフ「顔隠し」に苦情殺到

J-CAST ニュース 2007/4/ 4

「発掘!あるある大事典Ⅱ」の捏造問題で、関西テレビ放送 が検証番組「私たちは何を間違えたのか 検証・発掘!あるある大事典」を放送した。しかし、新聞やテレビなどは検証番組に対して総じて批判的な論調で、関テレやフジテレビにも視聴者から「(捏造した)製作スタッフの顔をなぜ映さなかったのか」といった苦情の電話やメールが殺到している。


将来の具体像がまったく見えてこない、という批判


「頑張り方を間違えてしまった」――関西テレビが2007年4月3日夜に放送した検証番組のなかで、「あるある」の孫請け会社であるアジトの制作ディレクターはこのように述懐した。ただ、「あるある」の学者のコメントや実験データの捏造に手を染めたディレクターの顔は隠され、声も変えられていた。


さらに、関テレ矢野裕之チーフプロデューサーは、

「(「あるある」を批判する)本がでたり、ネットなどで正確性を問う声が高まっていることはに関しては認識していたが、正直、すべての否定的なな内容に関して対応を行っていなかったと思う。今から思えば、我々の出す情報は『正確』だという過信があった」

と「捏造問題」について語った。


「あるある」の番組制作スタッフや外部調査委員会の証言をもとに、捏造の原因を検証し、「新生関西テレビ」をアピールする試金石になるはずだった。しかし、これさえも、マスコミや視聴者などから不満が噴出している。


07年4月4日付けの日経新聞 は、「新生関テレがどういう方向に向かうのか具体像がまったく見えてこなかった」とする青山学院大・大石泰彦教授の声を紹介。産経新聞でも、「日曜午後9時から放送すべき」(一橋大・堀部政男名誉教授)「スポンサーや視聴率の問題など現在のテレビメディアとそれを受け入れてきた社会全体に言及されていないのが残念だった」(BRC委員・ジャーナリスト、武田徹氏)との批判的なコメントが紹介された。


「顔隠し」は「本人の希望」


さらに、朝日新聞 は、1面で検証番組について扱い、

「再生への一歩に何が肝心なのかの具体的な姿勢も示せないまま。千草氏は『再生のスタート』『新生関西テレビ』と番組や会見で強調したが、視聴者にとってその具体像を描きづらい内容だった」

と報じている。


しかし、こう感じたのはマスコミや専門家ばかりではなかった。


関西テレビ広報部によると、放送日の4月3日24時までに、電話で105件、メールで400件の問い合わせが寄せられた。その内容は、「検証番組に出演していた製作スタッフの顔をなぜ映さなかったのか」「千草社長が処分後も取締役に残るのは何故なのか」と言ったものが多かったという。


さらに、キー局のフジテレビでも同様に、視聴者からの不満がぶつけられた。同社広報部によれば、4月3日24時までに電話で240件、4日午前5時までにメールで94件の問い合わせが寄せられた。こちらには、「製作スタッフが顔を出さない」ことに加え、「フジテレビの責任」についての問い合わせが相次いだ。関テレと合計すると840件近い苦情などの問い合わせが殺到したことになる。


関西テレビ広報部はJ-CASTニュース に対し、「顔隠し」の理由についてこう説明する。

「本人の希望があり、家庭や私生活などのプライバシーをかんがみて、あのような形になった」

http://www.j-cast.com/2007/04/04006635.html



過去記事

≪発掘!あるある大事典II≫納豆ダイエットで“ウソ” (2007-01-20)

≪発掘!あるある大事典II≫番組ねつ造 打ち切り決まる、制作会社社長辞意 (2007-01-23)

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≪発掘!あるある大事典II≫納豆ダイエット以外はねつ造認めず=関西テレビの報告書内容 (2007-02-15)

≪発掘!あるある大事典II≫関西テレビ、新たに捏造3件認める 2007-03-01


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