20061107-4


万波医師、移植患者の選択は「気まぐれ」 登録制度なし

 愛媛県宇和島市の宇和島徳洲会病院が、病気の患者の腎臓を別の患者に移植していた問題で、同病院には移植を待つ患者を事前に登録して優先順位を決めておくシステムがなく、腎臓の提供があるたびに万波誠・泌尿器科部長(66)が恣意(しい)的に移植患者を選んでいたことがわかった。万波医師は朝日新聞の取材に、「リストもなければ計画性もない。出合い頭だ」と語った。臓器を公平に患者に分配するという移植医療の基本原則を逸脱しており、「万波移植」への批判がさらに高まりそうだ。


 万波医師や弟の廉介医師(60)らのこれまでの説明によると、病気の腎臓を摘出する際には、移植に使うことを想定して臓器の保存液などを用意。同病院以外の医療機関で摘出手術が行われる場合は、スタッフが出張して臓器を持ち帰るなど、移植を前提に摘出手術が進められた可能性がある。


 一方、摘出された腎臓を移植する患者の選び方について、万波医師は5日、「腎不全の患者は大勢いる。腎臓を取り出した後、血液型などを調べて、合致する患者がいればやる」と説明。計画性については、「優先順位を決めたリストなんてない。気まぐれ。つらそうな顔をしていた患者は覚えている。家族がいるのに、人工透析があるから働けないような人を(移植のために)呼ぶ」と話した。


 脳死や心停止後の臓器移植について規定している臓器移植法は、臓器をあっせんする事業者は厚生労働大臣の許可を受けなければならない、と定めている。営利目的の臓器あっせんを防ぎ、移植患者を公平、公正に選ぶためで、「日本臓器移植ネットワーク」を介さない移植はできないことになっている。
http://www.asahi.com/national/update/1106/OSK200611060041.html


宇和島徳洲会病院に立ち入り調査へ 病気腎移植で社保局

 愛媛社会保険事務局は6日、病気で摘出された腎臓を別の患者に移植した宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)からの診療報酬請求が妥当だったかどうかを確認するため、同病院に立ち入り調査する方針を決めた。診療報酬の規定では、「病気腎」の移植を請求することは想定されておらず、病院スタッフらからの聞き取り調査など、移植の詳しい経緯を調べる。


 同病院などによると、病気腎の移植に伴う診療報酬請求は計11件。内訳は尿管狭窄(きょうさく)と腎がんが各3件、動脈瘤(りゅう)と良性腫瘍(しゅよう)が各2件、ネフローゼ症候群が1件だった。


 同事務局は「病気の腎臓を移植した場合、請求ができると明記されていない」としており、それぞれの摘出手術と移植手術についての中身を分析し、請求の妥当性を判断する。


    ◇


 愛媛県は6日、病気腎移植の実態を解明するため、同病院への調査を始めた。院長ら責任者に対し、県宇和島保健所に出向いて今回の経緯を報告するよう求めた。
http://www.asahi.com/health/news/OSK200611060040.html


いろいろ問題があって

許されない方法の移植でも それでも手術をして欲しいという人が居るという

実態から来ているのは理解できる

これから 法整備が必要なんだろうと思う


けど、この医者の言いっぷりが なんともイケスカナイ

開き直ってる態度が なんだいそりゃ?で


もうちょっと謙虚な態度の方が みんなもっと考えなきゃってなるだろうに

今の態度じゃ 批判をかうだけでしょ。


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