郵政造反組:早期復党、小泉前首相が異論…参院選に逆効果
自民党の小泉純一郎前首相は24日、国会内で武部勤前幹事長、山崎拓前副総裁と会い、郵政民営化造反組の復党問題について意見交換した。小泉氏は「参院(自民党)は間違っている。特定郵便局に頼って選挙をしようというのは逆効果。参院選に負けるぞ」と語り、造反組の早期復党に異論を唱えた。武部氏も「(復党には)大義と筋道が大事だ」と語り、安倍晋三首相の復党容認姿勢を強くけん制した。
これに対し、安倍首相は記者団に「党で国民の理解という観点からも検討していく」と述べ、世論への配慮を表明したが、小泉氏の指摘に対しては「そういう観点から復党を検討することはない」と強調。「最終的には党の判断を聞いた上で、私が判断する」と語り、復党容認の考えに変わりがないことを示した。
小泉氏は昨年の「郵政選挙」で造反組を党外に放逐し、「刺客」を立てて徹底的に闘った。その経緯から復党容認への抵抗感が依然強いとみられ、安倍首相との温度差になっているようだ。
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20061025k0000m010126000c.html
郵政造反組:12議員が自民復党へ 党内対立の懸念も
安倍晋三首相(自民党総裁)が郵政民営化造反組の無所属議員12人の復党を容認する意向を示したことを受け執行部は24日、具体的な調整に着手した。復党の基準や「大義名分」をどう示すかが焦点となる。安倍首相は12月15日閉幕の臨時国会の会期内に実現したい意向とみられるが、小泉純一郎前首相が24日、復党問題に慎重論を唱えるなど「民営化推進派」からの反発も出て、論議はエスカレートの気配も見せている。処理を誤れば党内対立を招きかねず、執行部は慎重なかじ取りを迫られそうだ。【堀井恵里子、米村耕一】
首相は24日、首相官邸で中川秀直幹事長と復党問題を協議、郵政民営化に反対しないことなどを復党の条件としたうえで、党内論議を進めるよう指示した。
首相は、復党の対象者について「首相指名(選挙)で私を支持し、所信表明の方向性で同じ考え方を持っている」ことを挙げている。造反組の無所属議員12人は、いずれも首相指名で安倍氏に投票。平沼赳夫元経済産産相は毎日新聞の取材に「所信表明を聞いて、拉致問題の姿勢に力強いものを感じた。(内容に)特に異論はなかった」と語った。平沼氏は12人の中で、ただ一人、昨年の郵政選挙後の特別国会でも郵政民営化法案に再び反対したが、ハードルはクリア可能とみられている。
同党が復党に動き出したのは、来夏の参院選、特に民主党との激戦が予想される29の1人区での戦いを有利にしたい狙いからだ。造反議員は12人のうち9人が参院1人区の県(参院では6選挙区)選出で、山梨、佐賀、宮崎の3県には2人ずついる。青木幹雄参院議員会長、片山虎之助参院幹事長ら参院幹部は、造反組の復党による万全の支援態勢が不可欠と繰り返し主張してきた。
しかし、小泉前首相が24日、首相の容認姿勢をけん制したように、参院選で無党派層の支持を重視する立場からは、慎重論も根強いのが実情だ。首相は記者団に復党容認の考えに変わりがないことを示したが、国民向けにどのように説明していくかは課題だ。
造反組で落選した前職で、国民新党などに参加していない12人の扱いも課題だ。平沼氏は当落を問わない復党を求めており、首相も落選中の衛藤晟一氏や城内実氏らとは元来親しい間柄だけに救済したいのが本音とされる。しかし、復党に熱心な参院側でも片山参院幹事長が記者会見で「(現職)議員を優先することはあってもいい」と述べるなど、現職組との同時復党のハードルはかなり高いのが実情だ。
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20061025k0000m010127000c.html
小泉さんが何と言おうと 国民の意見がどうだろうと 復党へとすすむんだろうね
いったい造反だ刺客だの大騒ぎの意味って?アホらしい
郵政関係の票が欲しいわけではない なーんて安倍さんは言うけど
(* ̄- ̄)ふ~ん ウソツキ
郵政民営化にはいろいろ問題もある
でも特定郵便局の世襲で続くワケワカメの既得を無くすのはいいことだと思う
その既得にしがみ付いた団体を大事にするなら 安倍さんもオシマイっしょ
小泉さんも やめてしまえばただの人扱いだろうし
やり方を一歩間違えると 支持率大幅ダウンは必須
まぁ 今の高支持率の報道もヤラセっほいけどさ。
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