高3の夏。

私は 理数系を選択してにも関わらず 図書館が大好きで

図書館を巡る部活動には いつのまにか入部の事実

図書部・文芸部・JRC

JRC 青少年赤十字委員会?って言ったっけ

いい子です 結構ボランティア活動とかしてました ってか させられてたって言うのかな

私って 表面いい子だったから(笑)


とりあえず 卒業生から代々おろされる 歴代スカート(くるぶし隠れる長さ)は 私のところにあった

代々線の細い方ばかりで ダイエットを余儀なくされたけど

このスカートの長さの話で ほぼ最近でない事はバレバレ(笑)


裏番とかっていう 恐いものではありません

まぁ・・・・私考える人で 別に行動する人はいることは居たけど

校則を柔らかくしよう!とか その程度の頭です(笑)



話がそれてる^^;


JRCでは 募金活動とかイロイロやってたんだけど

その中で 小学生のお遊びイベントの相手っていうのがあった

ちょっと凝ったゲームの相手とか 大人がついていけない遊び相手のボランティア


その中に 1泊夏期講習ってのがあって 青少年ホームに小学生を引率するっていうのが行なわれ

中身は 山に登って星を見よう!みたいな


たーーーーっくさんの小学生と 高校生が数十人 当然引率の大人もいっぱい

そんな中で 初めての小学生が親から離れた1泊っていうもんだった。



出発の日の朝。



ふわぁ~~~~~っと 眠りから覚めかけると


体からピキッと音がするように動かなくなり


  「あれ?あれ?」と 思った瞬間


寝ている蒲団の 頭と足元を持って 揺さぶらたような ものすごい勢い 


  「がーーーーーーっ!!」と音を立てて揺れだす


恐怖で声は出ないけれど 知識でこれが「金縛り」とわかる



全身に力を込め えいっ!と寝返りを打って

一瞬抜けたかに見えたのに


次の瞬間 また がくんっと衝撃と共に動けなくなって

蒲団が また激しく動き出す


耳元で ごーーーーーーーーっ!!という音が鳴り響く



恐くて 目は開けられないけれど カーテン越しに日差しがある そんな時間



突拍子も無く突然揺れは止み 金縛りも解かれ

蒲団からハイハイして起き出し 隣の台所にいるお袋に


  「今 地震あった?」


やっとの言葉だったのに


  「あんたまた何言ってるの 早く起きなさい!」


とうとう 金縛り初体験 それもポルターガイスト付



最初に問題を起こした 生霊ばぁさんは ずっと我が家に居て

休みの日なんか 起きるのが遅くて 廊下に人の気配があるからと思って

「おはよー」と起きだすと 実は自分だけだったなんてのはザラで

家族+生霊ばぁさんは 10年近くなって 当たり前の存在で

私が多少変なことを言っても またぁ~気持ち悪い事をと ほぼ相手にしてもらえず


けれど この日の朝の出来事は 私にとってキケンを知らせるものだったかも・・・



バスでやかましい小学生と現地に向かい 夕暮れに宿泊施設のすぐ裏の たいして高く無い山へ向かう

二人ずつ組になり 懐中電灯を持たされ ハイキングより軽いコース

山頂で 星を観察して下山 真っ暗な中 懐中電灯を頼りに下りる


後ろの方を任され歩いていた私と 組みになった友達は

夕立でぬかるんだ足元に手間取っていて

ちょっと前に下り出した男子と一緒に ワイワイキャーキャーいいながら

ヌリヌリにすべる斜面を下り出したのだけど


前を歩き 気を使ってくれていた男の子が 突然黙ったままになり

なんとなく無言のままの時間

普段はとってもひょうきんな子なのに 突然黙った


三人 懐中電灯二つ 注意深く無言のまま進む


前を歩く彼の懐中電灯から 突然電灯が消えた 明かりは半分になり

真っ暗な山中 恐さがひろがる


  「懐中電灯のガラスが無かったからかな?」


その懐中電灯は 表面にあるガラスのようなものが無いものだったけど

今まで点灯していたのに 電球がポロッっと落ちたというのは・・・・・


3人恐さにかられ 無我夢中で下山 気がつくと すぐそばに集団はあって 

あの恐ろしさはなんだったのだろう?って思うほどの 小学生の喧騒の集団


あの時 何も音は聞こえなかったのに・・・・・



その少し前から 私は頭痛がしていた せっかくの夏休みのイベントで

なーーーんで頭痛かよと思いつつ・・・・


明るい施設に戻り就寝時間になっても この興奮状態の小学生の世話におわれる


  「寝ろーーーっ!!」



11時を過ぎ やっと廊下も静かになり 高校生エリアの部屋に戻ると

その 電球がポロっと落ちた懐中電灯を持っていた彼が

ベットの隅に ヒザを抱えじっと座っていて 明らかに表情が変で

目が釣りあがり 顔が青ざめ


その表情を見たら 突然の動悸に襲われ 心臓がノドから出そうなほど

隅っこに居る彼と ワイワイと会話する輪から離れ

一人廊下に出て 非常口から表に出て深呼吸


異常に肩が重いし 頭が痛い

真っ暗な外を眺めつつ 深呼吸を繰り返すと 「ふっ」と体が軽くなり 動悸もおさまった

頭痛も 瞬間的に消え


  いったいなんだったんだか・・・と 部屋に戻ると


あの隅っこでヒザを抱えていた彼が話の輪に加わり いつものようにギャグを飛ばしている・・・・



 ふと時計を見ると 日付が変ったばかり




翌日の朝食の時 


  「昨日の帰り 大変だったよねぇ 懐中電灯の電球が突然落ちるなんてさー」


と言うと


  「なんのこと?」




そう 彼には下山時の記憶が無かった・・・



今朝の金縛りは 危険を知らせるものだったのだろうか?と思ったのであった

そして しばらくは数日ごとに頭痛に悩まされ


なにげなく 暦を見ると 決まって仏滅の夜。




≪霊感体質≫「序章(?)」

霊感話を書こうとしたきっかけは 読者登録させていただいている毒電波TV さんの

 【僕の私の百物語、募集中】記事 を読んでなのです 私も書いてみようかなぁ~

 恋愛暴露話と同様 面白いと思っていただければいいなぁです。

≪シックスセンス≫いきなり番外編

≪霊感体質≫初めての体験

≪霊感体質≫こっくりさん 前編

≪霊感体質≫こっくりさん 後編


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