小学6年の頃 学校内で「こっくりさん」が流行った
リリアン・ビーズが流行るように蔓延していった
自分では気がついてなかったけれど 私がメンバーに入ると必ず「こっくりさん」が入る
今なら 低レベル霊のまやかしだから 決して行なってはいけないとわかるけれど
自分の意思とは別のものが働いていることが面白くてならなかった
「こっくりさん」は 紙に鳥居を書き はい・いいえと五十音を書き並べ 10円玉に三人で指を置き霊を呼び出す
それと一緒に「キューピットさん」なるものもあったが こちらは鉛筆に三人で手を添え YES・NO
流行っちゃったのよねぇ
誰々さんの好きな人を教えてとか 他愛も無い事の返事を聞いて喜んで
で、私がメンバーに入ると 必ず降臨するというのは いつの間にか周知の事実だった
あれって 誰かが動かしてるとかもめたりとかあったし
うちの小学校は 放火により消失して 校舎は新しい鉄筋コンクリートだったけれど
体育館と その体育館の奥の廊下の先にある第2音楽室と呼ばれるところは
ありがちな学校の七不思議というか いろんなウワサがあった
音楽室なだけに ピアノの音が聞こえるとか ありがちだよね
「こっくりさん」が流行った頃 使った10円玉を手のひらに乗せて
ポンッとちょっと放ったら 30センチほどポンッと上がって その後ふわふわふわふわふわって上昇して
教室の蛍光灯を パーーーッン!!と割る事件が起きた
知ってる生徒達は驚き怯え泣き出す子までいて 学校で「こっくりさん」禁止令が出た
たぶんコレも うちの学校だけじゃなかったんだろうとは思う 流行ってたもん
「こっくりさんは」禁止された でも同じような「キューピットさん」は何も言われておらず
相変わらず 教室の片隅では行なわれていて・・・
ある日私は 自分で動かしているのだろうという疑いの目を向けられた
私は 自分の意志で動かしたことなど無くて どう対処していいかわからなくなっていたけれど
夏の暑い日だったと思う 記憶にあるのは プールサイドでノートに必要にものを書き込んだ私と
その周りに居る たくさんの目
一人えんぴつを持ち 私は聞いた 「今の時間を答えて下さい」
時間は覚えていないけど えんぴつは何時何分と指し示し
誰かがプール横の体育館の時計を見に走る
ぴったり 当たっていた プールサイドに時計は無い
その後 しばらくの間気持ち悪がられてたとは思うけれど そこは子供 すぐに忘れたっぽい
その日から 私はどんなに誘われても 「こっくりさん」も「きゅーぴっとさん」の輪には加わらない事にした
ぴったり合った時間という事実が わたしには恐かったから。
しばらくして 2年下くらいの 部活の友達が 深刻な顔をして わたしのところに相談に来て
実は「こっくりさん」をしていて 帰らせないまま途中で10円玉から指を離し
その後 あわててもう一度謝ったものの なかなか抜けず「許さない」を繰り返したといい
恐くなって それも途中でやめてしまったという
その後 その子の弟が交通事故に合い入院 父親が病気で入院 母親は二人の面倒を見るので疲れ果て
家庭内がおかしくなり その原因は自分が「こっくりさん」の10円玉から指を離したせいではないかと
私がメンバーに加わると 必ず降臨するのを知っていての相談だった
小6での出来事 親にも先生にも相談出来ることではなかった
体育館の奥にある 着替え室みたいなところで その子と私とその子の明らかに変な様子に気がついた友達で
「こっくりさん」を行なった・・・・
と・・・・続くってったら怒る?
書き出したのはいいけれど眠い(爆)
<(_ _)> ごめんなさい
霊感話を書こうとしたきっかけは 読者登録させていただいている毒電波TV さんの
【僕の私の百物語、募集中】の記事 を読んでなのです 私も書いてみようかなぁ~
恋愛暴露話と同様 面白いと思っていただければいいなぁです。
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