イングランド8強入りなるか ポルトガルとオランダが激突
サッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会は25日、決勝トーナメント1回戦となるイングランド対エクアドル、ポルトガル対オランダの2試合が行われる。決勝トーナメントからは、負ければそこで敗退が決まるノックアウト方式となる。
優勝候補の一角イングランドは、シュツットガルトでエクアドルと対戦する。
イングランドは、スウェーデンなどが同居したグループBを1位で通過した。第1戦のパラグアイ戦(1-0)、第2戦のトリニダード・トバゴ戦(2-0)とも堅い守備で相手にチャンスを与えず、3大会連続となる決勝トーナメント進出を危なげなく決めた。だが、攻撃に関しては不満が残る出来。MFベッカム、MFジェラードら豪華な中盤をそろえながら、長身FWクローチにロングボールを当てるだけの単調な攻めが目立つ。また、第3戦のスウェーデン戦(2-2)でFWオーウェンが負傷し、今大会中の復帰が絶望的となった。FWルーニーの復調がなければ、決勝トーナメント1回戦もこれまで同様守備をベースとした戦いとなりそうだ。
エクアドルは、開催国ドイツが同居するグループAを2位で通過した。第1戦でポーランドを2-0で下すと、第2戦はコスタリカに3-0で快勝。DFウルタドを中心とした手堅い守備と、FWデルガドを軸とした速攻を武器に、同国初となる決勝トーナメント進出を果たした。だが、若手中心で臨んだ第3戦では開催国ドイツに0-3と完敗。主力を温存したとはいえ、この大敗でこれまでの良い流れが損なわれる可能性がある。イングランドとは力の差があるだけに、しっかりと守ってカウンターを狙う試合運びとなるだろう。
ニュルンベルクでは1回戦屈指の好カード、ポルトガル対オランダが行われる。
ポルトガルは、メキシコなどが同居したグループDを3連勝で通過した。第1戦のアンゴラ戦(1-0)こそ苦しんだが、MFデコが復帰した第2戦のイラン戦からは試合内容が向上。高い技術を持つ選手たちが流れるようなパスワークを見せ、イラン(2-0)、メキシコ(2-1)を危なげなく下した。決勝トーナメント1回戦では、強豪オランダと顔を合わせる。FWクリスティアーノ・ロナウドを中心に、スピード溢れる攻撃でオランダ守備陣を苦しめたい。
オランダは、アルゼンチンなどが同居し“死の組”と呼ばれたグループCを2位で通過した。第1戦のセルビア・モンテネグロ戦(1-0)、第2戦のコートジボワール戦(2-1)はいずれも苦しい試合だったが、FWロベンら前線の若いタレントの活躍で連勝した。オランダとしては、ユーロ(欧州選手権)2004の準決勝で敗れた借りをポルトガルに返したいところが、動きに精彩を欠くFWファン・ニステルローイがスタメン落ちする可能性もあり、苦しい戦いを強いられるかもしれない。
http://wc2006.yahoo.co.jp/hl?c=event&a=20060625-00000027-spnavi-spo
スポーツナビ サッカー ワールドカップ
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/wcup/06germany/index.html
日程・結果
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/wcup/06germany/data/result/schedule.html
グループリーグ
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/wcup/06germany/data/result/group/index.html
決勝トーナメント
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/wcup/06germany/data/result/tournament.html
イングランド対エクアドル
選手の入場から国歌斉唱のシーンって どの国のを見ても 誇りと緊張感があって感動しちゃう
今夜もどこまで見ていられるか^^;
前半始まった頃 イングランドは押されっぱなしに見えていたが
朝目覚めると イングランドの勝利
ポルトガル対オランダ
退場者4人、警告16枚ってスゴイな・・・
これからダイジェスト見るのが楽しみ(笑)
イングランド 1 - 0 エクアドル
主将の一振りで8強へ ベッカムFKで決勝点
主将の右足がイングランドを2大会連続の8強に導いた。後半15分、ペナルティーエリア左角から約5メートル後ろの直接FK。ベッカムの一振りはきれいにカーブし、左ポストをかすめて決まった。
暑さの中、前半のチームは動きが重かった。しかし、この先制点で吹っ切れた。その後も前線に2人を残して守りを固め、逆襲狙いに徹したエクアドルを脅かし続けた。
スウェーデンとの1次リーグ最終戦で右ひざを負傷したオーウェンは戦列を離れた。だが、このチームの特長は何と言っても中盤に好選手がそろっていることだ。今大会2得点のジェラードと、攻守万能のランパード。この日も絶妙な連係で攻撃を仕掛けた2人を、初出場のカリックが守備的な役割で支えた。
ベッカムは「本当にいいチームだと思っている。今回は優勝もできる。このチャンスを逃したくない」とまで話す充実ぶり。エリクソン監督が「生きるか死ぬか」と表現した決勝トーナメント1回戦を、しぶとく勝ち抜いた。(シュツットガルト共同)
ポルトガル 1 - 0 オランダ
ポルトガルが乱戦制す=ポルトガル-オランダ〔W杯〕
退場者4人、警告16枚が飛び交った乱戦は、ポルトガルが1点を守り切り制した。
前半、オランダにボールを支配されながら、少ない好機を生かしたポルトガル。23分に右サイドからのクロスをパウレタが落とし、マニシェがDFをかわして決めた。10対11、9対10と1人少ない局面になっても粘り強い守備でしのぎ切った。
オランダはテンポのいいパス回しでゴールに迫ったが、後半4分のコクのシュートはバーに。終盤のパワープレーも実らなかった。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/wcup/06germany/headlines/20060626/20060626-00000013-jij-spo.html

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