シンドラー本社最高責任者が陳謝「初期対応悪かった」
東京都港区の区民向け住宅「シティハイツ竹芝」で今月3日、高校2年の男子生徒(16)がエレベーターに挟まれて死亡した事故で、事故機の製造元の「シンドラーエレベータ」(江東区)が12日、都内のホテルで事故後初めて会見した。
来日したスイス本社エレベーター・エスカレーター事業のローランド・ヘス最高責任者は「(今回の事故で)エレベーターは危険だという印象を与えてしまった」と謝罪する一方で、「製造や設計が原因になった死亡事故は過去に1件もない」と強調した。
ヘス氏は会見が事故から9日後になったことについても、「事の重大性を見くびっていた。初期対応が悪かった」と陳謝し、「日本は安全の意識が高い。一般大衆の反応がつくづく大きいと感じている」と述べた。
また、日本法人のケン・スミス社長は、シティハイツ竹芝のエレベーターの保守管理をしていた1998年から2005年3月までの間、事故機で、住民の閉じ込めを含め、扉などの故障が27件あったと説明。ただ、「制御盤やブレーキのトラブルではなかった」とした。
さらに今回の事故原因について、同社側は、名古屋市や八王子市でドアが開いたまま上昇する同様のトラブルが相次ぎ、昇降をコントロールする制御盤を交換したことを認めたものの、「原因を確認中。データは持ち合わせていない」として詳しい言及を避けた。
スミス社長は今後、情報開示を進めることや、同住宅の住民説明会に直接、出向くことも明らかにした。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060612i311.htm
エレベーター死亡事故、再現実験で異常見当たらず
東京都港区の区民向け住宅「シティハイツ竹芝」で今月3日、高校2年の男子生徒(16)がエレベーターに挟まれて死亡した事故で、警視庁捜査1課は12日、天井付近に衝突して止まっていた事故機を、事故のあった12階まで手動で引き下げてドアの周囲などを検証したほか、機械室の制御盤の主電源を入れて通電状況なども調べた。
同課によると、この日の検証では、事故に直接つながる目立った破損や異常は見当たらなかったという。
同課は13日以降、巻き上げ機を使って実際に事故機を昇降させ、制御盤や安全装置などに異常がないか再現実験を繰り返す方針。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060612i315.htm
アメリカで訴訟がおきているという事だし
非を認めると そちらへも影響あるということなのだろうが
長時間の記者会見も 全く意味が無い。
それにしても・・・ひどい対応
過去記事
≪エレベーター事故≫エレベーター突然上昇、高2男子挟まれ死亡
≪エレベーター事故≫シンドラーエレベータ全国でトラブル三十数件、家宅捜査
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