JR関西線 線路に作業用台車置き忘れ 電車が衝突

20060510-1

作業用台車と列車の衝突事故があった現場

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060510-00000016-maip-soci.view-000


 10日午前5時25分ごろ、大阪府柏原市青谷のJR関西線の河内堅上(かたかみ)-三郷駅間で、始発の難波発加茂行き上り普通電車(6両編成)が線路上に放置されていた保線作業用台車(縦横各1メートル20センチ、高さ15センチ、重さ約50キロ)に衝突した。はずみで台車の部品の鉄筋1本(長さ約40センチ)が先頭車両床下にあるブレーキ作動用配管を直撃。同配管が破損したため、電車は応急処置後、三郷駅まで移動し運転を取り止めた。乗客約50人にけがはなかったが、計14本が運休するなどし約1万4000人に影響した。府警柏原署は列車往来危険容疑で関係者から事情を聴く方針。
 JR西日本によると、同日午前1時10分から同4時6分まで、同社の関連会社「大阪施設工業」(大阪市北区)の作業員12人が線路の保守作業をしており、作業器具などを乗せる台車を工事終了後に線路上に置き忘れたらしい。台車はジュラルミン製で、四隅にプラスチック製の車輪(直径17センチ)が付いていた。鉄筋はブレーキ装置の一部という。
 JR西日本のマニュアルでは、保守作業終了後は線路を歩いて置き忘れがないかなどを点検し、台車の台数についても確認することになっていた。台車は工事区間と約40メートル離れた場所に「仮置き」されていたとみられ、大阪施設工業は「(台車が放置されていた上り線とは逆の)下り線だけ、3人横一列になって点検作業をしたが見落とした」と話しているという。
 西田哲郎・JR西日本鉄道本部施設部長は「安全性向上計画を進める中で、このような事故を発生させ誠に申し訳ない。今後更に指導を徹底し、再発防止に全力を尽くす」との談話を発表した。
 乗客106人が死亡したJR福知山線脱線事故(05年4月)から1年たち、JR西日本は今年3月、安全第一を掲げた新しい「企業理念」と「安全憲章」を制定したばかりだった。【勝野俊一郎、渋江千春】
 ◇「またか」乗客ら怒りの声
 「一体いつになったら安心してJRに乗れるのか」。乗客106人が死亡したJR福知山線脱線事故(05年4月)を受け、JR西日本は新しい「安全憲章」を公表したばかりだが、再び安全性を大きく揺るがす事故が発生した。脱線事故の遺族やJR利用客らからは怒りの声が相次いだ。
 脱線事故で義弟を亡くした上田誠さん(39)=奈良県香芝市=は「またかという気持ちでいっぱい。死傷者はいなかったというが、一歩間違えば大事故につながっていた。そんな危機意識がJR西日本に欠けている。脱線事故から何を学んだのか。再発防止策や安全性向上計画は紙の上の対策でしかない気がする」と話した。
 また、脱線事故で長女を亡くした藤崎光子さん(66)=大阪市城東区=は「重大な事故につながりかねず、信じられない。JRは脱線事故の後、安全に向けた取り組みを強調するが、掛け声だけに終わっているのではないか。山崎正夫社長に交代して少し期待していたが、社内では結局、雲の上の人であって、現場の人たちとの間に意識のかい離があるのではないか」と批判した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060510-00000016-maip-soci


ぶったるんどる!

関連子会社、下請けなんだろうけど 12人も居て何やってるんじゃパンチ!

危機感が無い、わかってない

けが人等出なかったからよかったものの

大事故になってたら いったいどうするつもりだったのか


どうしたら こんな事故が無くなってくれるのだろうね・・・