生命保険の売買、2審も棄却…がん患者の訴え認めず

 長期療養で生活に困窮した埼玉県内のがん患者の男性(51)が、生命保険を東京都内の買い取り業者に売却するため、AIGスター生命保険(東京都中央区)に対し、保険の名義変更に同意するよう求めた訴訟の控訴審判決が22日、東京高裁であった。

 南敏文裁判長は「男性の窮状は理解出来るが、生命保険が売買の対象になれば、不正の危険が増大する」と述べ、名義変更を認めなかった1審・東京地裁判決を支持し、男性側の控訴を棄却した。

 男性の代理人弁護士によると、生保買い取りビジネスに関する初の訴訟。同ビジネスは米国などで普及しているが、日本ではこの業者が先駆けとされ、法的規制はない。

 判決では、保険の契約者が気力、体力が衰弱した病人という弱い立場にあることから、生命保険の買い取りを巡って米国で過去に、不当な買いたたきや、犯罪組織が業者になりすますなどの問題が起きたことなどを指摘。「個別事案による解決は困難で、今後、いかなる救済を図るべきか、生命保険買い取り業者の規制をどうすべきかなど、慎重な検討が必要だ」と述べた。

 男性は1989年、死亡時に3000万円が支払われる生命保険を契約した。2002年に肝がんと診断され、医療費などで生活が困窮。04年12月、死亡保険金を受け取る権利を「リスク・マネジメント研究所」(江東区)に849万円で売却することで合意したが、AIG側が「モラルリスク(倫理的問題)がある場合は同意しない」などとする内規を理由に、名義変更を拒否していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060322-00000303-yom-soci


このニュースだけ読むと気の毒だし 

一定の制限を設けて良しとしたら?とか思うのだけど


さっき夕方のニュースでインタビューされていたのを見た

生活費に困っていて 病院に行く交通費も今は無く 家も売り 家にあったCDとかを売ってしのしだりしていたけれど(空のCDラックが映される) どうしようも無くなってきたから認めて欲しいというように事を話していた

でも・・・パソコンの前に座っていたりする

広い部屋の中に物は少ないものの この部屋はどこ?

裁判費用はどこから?

その生命保険の保険料は誰が払い続けてるの?

支援団体から出ているのであろうか?

・・・なんだかモヤモヤした気分になる報道なのであった。