<名古屋国際女子マラソン>弘山晴美が逆転V

 名古屋国際女子マラソンは12日午後0時10分、名古屋市瑞穂公園陸上競技場をスタート地点とする42.195キロのコースで行われ、弘山晴美(資生堂)が優勝した。タイムは2時間23分26秒。
 世界歴代5位の記録を持つ渋井陽子(三井住友海上)がスタート直後から終始リードして、20キロ地点を大会記録を上回る1時間6分44秒で通過。しかし、残り約1キロの地点で、粘り強い走りで追いかけてきた弘山晴美が逆転してゴールした。渋井は約30秒遅れの2位だった。3位は堀江知佳(アルゼAC)。
 弘山は「(私もコーチの夫も)これまで優勝したことがなかったので、初めての優勝はうれしい。トレーナーたちのためにも一度は優勝したかった。ゴールして夫の顔を見たら涙がでた」と喜んだ。

http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20060312&a=20060312-00000019-mai-spo

名古屋国際女子マラソン 公式HP - http://www.chunichi.co.jp/niwm/

競技記録

◆スタート(瑞穂区・瑞穂陸上競技場)
 小雨。気温は約11度。雨模様の天気。午後0時10分、多くの観客が見守る名古屋・瑞穂陸上競技場。内外の招待選手を含め200人以上の選手が号砲とともにスタート。早春とはいえ、少し肌寒い雨がレースを左右しそう。

◆5K地点(瑞穂区瑞穂通、地下鉄・新瑞橋の出入り口付近)
 渋井陽子(三井住友海上)がハイペースでリード。追走グループをかなり後方に離し弘山晴美(資生堂)、大南博美(トヨタ車体)ら次の集団が12人。風は弱く、比較的速いレース展開。

◆10K地点(昭和区吹上、吹上ホール駐車場付近)
 先頭を走る渋井陽子(三井住友海上)のペースがダウン。後続の集団に交ざり、弘山晴美(資生堂)、グラジナ・シレック(ポーランド)、大南博美(トヨタ車体)、大越一恵(ダイハツ)ら先頭集団が縦長になる。有力選手6人が力走。

◆15K地点(千種区今池、中京銀行今池支店付近)
 渋井陽子(三井住友海上)が先頭集団から抜け出す。落ち着いた走りでリードを維持。グラジナ・シレック(ポーランド)、弘山晴美(資生堂)、大南博美(トヨタ車体)、大越一恵(ダイハツ)らが縦長に広がり懸命に追走。

◆20K地点(北区名城、名城公園北駐車場の出入り口付近)
 渋井陽子(三井住友海上)が後続を200メートル以上引き離し快走。弘山晴美(資生堂)、大南博美(トヨタ車体)、グラジナ・シレック(ポーランド)ら有力選手が必死に追い掛ける。

◆25K地点(中区二の丸、地下鉄・市役所の出入り口付近)
 渋井陽子(三井住友海上)が中間地点で大会新記録に匹敵するハイペースで独走態勢。後続を300メートル以上引き離す。弘山晴美(資生堂)、大南博美(トヨタ車体)、大越一恵(ダイハツ)、グラジナ・シレック(ポーランド)が続く。

◆30K地点(西区城見通、西ハサバ交差点付近)
 渋井陽子(三井住友海上)が速いペースで独走態勢を維持。落ち着いた表情で快調に走り、後続走者との距離をさらに離す。弘山晴美(資生堂)は苦しい表情で追走。大南博美(トヨタ車体)、大越一恵(ダイハツ)らは遅れる。

◆35K地点(東区筒井町、瀬戸信金車道支店)
 渋井陽子(三井住友海上)が依然、独走ペースでトップを維持。大会新記録を狙える速さ。降雨が激しくなり雨との闘いも。後続の弘山晴美(資生堂)が徐々に近づく。大南博美(トヨタ車体)は苦しそうな表情で追走、必死に食らいつく。

◆40K(瑞穂区瑞穂通)
 渋井陽子(三井住友海上)がペースを保ちながら依然、トップを独走。2位の弘山晴美(資生堂)がねばり強い走りで差を約100メートルに縮める。堀江知佳(アルゼ)が逆転し3位を力走。

◆フィニッシュ(瑞穂陸上競技場)
 弘山晴美(資生堂)が念願のマラソン初優勝。40キロすぎでトップの渋井陽子(三井住友海上)を抜き逆転、劇的な勝利を果たす。ベテランの執念に観客から大きな拍手と歓声。

http://www.chunichi.co.jp/niwm_2006/marathon.shtml


渋井の独走が続き 縮まる差と残りの距離

いくらなんでも 弘山は届かないだろうと思って見ていた


それがあと1キロかと思われる頃

ぐんぐんと弘山が近づき あっさりと抜き去った

すごいすごい来た来た抜いた抜いたと叫びつつ思わず拍手(笑)


渋井は最初からのオーバーペースが 後半の急勾配の坂という障害を越えた後 元のペースに戻すことが出来ず ラップタイムを落としていく

一方の弘山は あくまでもマイペースで粘り続け追いつき追い抜き あっという間に差をつけていく


タイムはいまいちかもだけど 素晴らしくいいレースを見せていただきましたよ


いつも思うけど トップランナーって42.195キロも走った後に なんであんな笑顔が出せるのだろう・・・


勝利インタビューで「これからも走っていく」と宣言もあり 引退という噂を払拭

これからも頑張って欲しい ベテランの底力を若手に見せてやって欲しいよ

それが結果的には 若手が育っていくいい刺激になるんだと思うしね。


弘山選手 お疲れ様おめでとうございます