翌日から、またいつもの生活に戻った。
颯人は仕事が終われば「終了コール」
1、2時間話しをして。。。。。
浮気の話にはお互い触れない。
今日は仕事が忙しかったとか、極々普通の会話。
そして週末。
私はまた颯人の赴任先に向かった。
颯人が帰ってくるまで、洗濯しながら待っていた。
そして「終了コール」
数分で帰ってきた颯人は
「ただいま~~♪今日のご飯はなに??」
ホント、まるで浮気なんてなかった。。。。って態度だった。
「お帰り~♪今日はから揚げ作ったよ!」
「じゃあ、すぐに着替えてくるから!」
そう言って着替えに行った颯人を確認しながら、食卓に2枚の紙とペンを置いた。
「今日も忙しくてさ~。。。。って、これなに??」
私が置いた紙に目を落とす。
「ちょっとそれにサインして、判子押してくれる?」
「( ̄_ ̄;)エッ?」
明らかに不機嫌な返事だった。
「あのマンションに颯人も引っ越すんだよね?
だったら、保険としてその念書にサインして欲しいんだ(o^-')b」
「・・・・・だけど、これ俺に不利じゃね??
ってか、ここまでする必要ある??」
「あんたは浮気する側!
自分が不利とか言える身分じゃないの!
その辺り分かってる??
私はね、またこの先浮気するんじゃないか?とか考えちゃうわけよ?
だから、もしそれが現実になったら困るから保険として書いてって言ってるの!
それとも何?まだ浮気する気??
もう浮気しないなら、別に書いてもいいんじゃないの??」
「ま・・まぁな・・・・・」
さて、私が置いた紙とは。。。
自作の念書
内容は。。。。。
また浮気したら、颯人がローンの支払いを全て負い
ローン完済後に私に無償で所有権を譲る。
所有権移転後、颯人はマンションから出て行く。
以降一切、私に関わらない。
所有権移転に関わる費用は颯人が負担する。
確かに、颯人には不利γ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ
所有権は共同名義なので、全部私移る事になります。
こんな紙切れに、何の効力もない事は分かってます。
でも、私はどうしても約束を形として残したかった。
しばらく考えていた颯人は、意を決して
「念書」にサインしてくれました。
私は転んでもただでは起きませんから(* ̄Oノ ̄*)