初めは颯人とカレンちゃんが楽しそうに遊ぶ姿を見ていた。
30分過ぎ、1時間過ぎ。。。。。
私も一緒に遊ぼうとするんだけど、私が側に行くと
「パパ!今度コッチね!」
って、カレンちゃんが颯人の手を引いて移動する。
「もしかして、私カレンちゃんに嫌われてる?!」
そう思う気持と
「子供なんて遊んでる時はこんなものかな?」
とも思ったり。
しばらく経って遊び疲れたのか、ベンチに座って休憩。
私も同じ輪に入ろうと近くに座った。
だけど、颯人の目にはカレンちゃんしか入ってない感じ。
なんだか、一人取り残されたって言うか、疎外感が。。。。。
気のせい!気のせい!
自分にそう言い聞かせている私が居た。
お昼を食べて、また公園に戻って。。。。。
結局夕方まで遊んだ。
車に戻ったカレンちゃんは疲れたのか、すぐに眠ってしまった。
「今日はごめんな(^^ゞ
俺もいつも仕事で遅いから、あんまり遊んでやれなくてさ。
多分久しぶりに遊んでもらえたから喜んでたんじゃないかな?」
「そっか~~。。。子供って遊びだすと夢中だもんね!」
口では物分りの良い事を言ったけど、内心は。。。。
結構颯人の態度に苛立っていた。
今思えば、カレンちゃんなりに私への対抗心って言うか、
母親ではない私と父親である颯人が一緒に居る事が不思議で仕方なかったと思う。
でも、その当時の私は。。。。
「子供が居なかったら良かったのに。。。。。」
そんな勝手なことを思っていた。