今回の「旅行辞退」の件は、本社でも問題になった。
そして、本社に出向くように言われたらしい。
本社に行く前日、赴任先から帰ってきた颯人は、顔色も悪かった。
「大丈夫??」
「まあ。。。大丈夫よ?( ̄ー ̄; 」
少し無理して笑っているのが判る。
処分はどうなるのだろう??
そればかりが気になった。
「ねぇ?処分ってやっぱり厳しいかな?」
「・・・・・どうだろうね??
まあ、今までの前例を見てると良くて降格、最悪は退職かな。。。」
「退職?!そんなに厳しいの??」
「う~~~~ん( ̄へ ̄|||)
今回は部下をすべて敵に回したって感じでしょ?
多分俺の仕事のやり方に不満とかもあったと思うんだ。
それを俺に言わずに、聞き取り調査で不満を直接本社に言ってるからさぁ。。。
俺の印象は悪いと思うわけよ!
まあ、なんとか退職は避けたいけどね。。。。( ̄∇ ̄;)」
私もそれ以上はなにも聞けなった。
翌日、早起きして朝食を作った。
「もし退職になっても、私頑張って働くから!心配しないでいいよ!」
そして、笑顔で颯人を見送った。
颯人の後ろ姿が小さく見えた。。。