自分勝手な感情を抱えながら、それでもいい人ぶってた。
晩御飯も済んで、さて今日はどこに泊まる?
颯人はカレンちゃんを連れて泊まる気みたいだった。
「昨日泊まったホテルさ。。。。。部屋も綺麗だったから、あそこで良いかな?」
「私はどこでも良いけどカレンちゃんは??」
「とりあえず、寝てからじゃないと連れて行けないもんなぁ。
もう少ししたら、寝ると思うからその間ドライブでもするか!」
そう言って颯人は車を走らせた。
正直私の気持としては
「また一緒にホテルに連れて行くの??」
だけど、颯人に嫌われたくない一心でなにも言えなかった。
2時間ぐらいドライブしただろうか。
やっとカレンちゃんが眠ってくれた。
ホテルに着いて、颯人がそっとカレンちゃんをベットに寝かす。
颯人はさっそくやる気モード。
でも、私は逆に気持が萎えてしまっていた。
そんな私の気持を知ってか知らずか。。。。。
颯人は容赦なく攻めてくる。
いつもはお互い求め合うのに、颯人の一方通行。
「もし、このまま颯人と付き合って行くなら、毎回こんな感じで
子供も一緒なんだな。。。。。
でも、私も颯人と二人っきりで逢いたい時もあるし。。。。。
やっぱり颯人と付き合うなんて、無理な話なんだろうか??」
颯人に抱かれながら、そんな事ばかりが頭の中でリピートする。
「咲ちゃん??どうかした?なんかおかしいよ?」
颯人に聞かれ、我に帰る私が居た。
「ん?なんでもないよ?多分今日沢山遊んだから疲れただけ。。。」
明るく、そして自分の気持ちが悟られないように言った。
「そうか?それなら良いけどさ。。。。。」
そう言って、颯人の腕の中で眠りについた。