「あの!私の話を聞いて頂けますか??」














私は冷静に




「はい。」




と答えた。










「颯人さんとは会社のシステム指導で知り合いました。」







「ええ。その辺りの話もすべて颯人から聞い知ってます。」






「ああ。。。そうですか。。。。







でも、でも!私、颯人さんに婚約者だの彼女だのが居るって知りませんでした!」










「そりゃあ『僕、彼女居ます』って言ってから浮気する男の人は少ないと思いますから。







颯人が全て悪いと思ってますけど?」







「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・







もう、彼女さんはすべて知っていらっしゃるんですよね?







じゃあ、私もすべてお話します。」












きっとこの時の私はTさんに対して、










敵対心剥き出しだったと思う。










そして、いきなり巻き込まれたTさんも。。。。












「最初に電話をしたのは私からです。




うちの店舗に来られてから1ヶ月後くらいだったと思います。





会社で会った時に、気さくにお話できたので。。。。





それと颯人さんもバツイチだってお話だったので。。。





私も同じバツイチなので。。。


それで話も合うし、私の方から電話しました。













でも、初めに会社でお会いした時、少し話して仲良くなったら





すぐにパソコンで地図って言うんですかねぇ?





「Tさんのお宅ってこの辺りですね」って言われたんです。





その時凄く颯人さんの事が怖くて。





いきなり家に来たりするんじゃないかと思うと。。。。」













ネットの使い方とかパソコンを使って帳簿や取引先の管理の仕方を教える。




それが颯人の仕事でした。




で、Tさんともこの指導で訪れた店舗で出会ったようです。







Tさんの話を黙って聞いていた私には、一つ疑問が。。。。









初めて会社で会った


      ↓





少し仲良くなった


      ↓





Tさんから颯人に電話した














これは理解でしました。







でね??







Tさん、自宅の場所を颯人にネットの地図で示された時恐怖」を感じたらしいです。




まあ、初対面でいきなりそんな事されたら、私だって引きます。






でもさ??




「恐怖」を感じた割には、知り合って1ヵ月後には







自分から颯人に連絡したって。。。。。














おかしくね??















「そうですね。そんな事された私だって引きますよ。





でも、それでもご自分から颯人に連絡取られたんですよね?





怖かったんじゃないんですか??」





















矛盾点を指摘されたTさん。。。。。






しばらく黙ってしまいました。