昨日、夜遅くまで保育士仲間とLINEでやり取りしていた。
私はその保育士仲間の息子を3年間受け持った。
中学生の時、どんどん学校に行かなくなり、その間もずっとやりとりしていたが
なぜか「この子は大丈夫」と、不思議な感覚があった。
親にしてみれば、目の前に学校へ行かずにぐずぐずしている息子がいれば不安に苛まれた事だろう。しかし、必ず集団へ戻るよ。
ゆっくり待とう。
問題は昼夜逆転生活だから、そこだけは家にいても朝起きるようにしなきゃ!と話していた。
年末の同窓会山登りには必ず参加してくれて、同級生たちと楽しそうに過ごし、口数は少ないが表情はとても良かった。
なぜ、根拠もなくこの子は大丈夫!と思えたのかは、多分親がきちんと愛しているという確信があった事。それと、乳幼児期に友達と過ごす心地よさをしっかり感じている子だったと言う事だった。
高校へ行く!と言ってちゃんと進学して、いまでは大学も目指している。ちゃんとやりたいこともある。
そんな保育士仲間とのやり取りで、
「やっぱり乳児期って大事よね。あそこで、大人のやりたい方向に引っ張ったら潰すよね」と話しながら、久しぶりに児童精神科医の佐々木正美先生の本を読みたくなった。
2人で佐々木正美先生の本のどこが良かったかを語り合った。
久しぶりに開いた本の1ページ目から
泣ける(T ^ T)
本当にその通りだ。
好き勝手にさせると言うのではない。
ただ、大人の都合良い時だけ可愛がるのではなく、その子のどんな時も愛すると言うこと。
集団にいる中で、できる子は大人の都合がよく可愛いと思われるが、手を焼く行動をする子は「困った子」だと思われがち。
困った子は「困っている子」なんだと佐々木正美先生は言う。
本当にその通りだ。
困らせているのは大人側なのに、困った子だと言われるのは心が締め付けられる。
困ったと思うところも、全て含めてその子自身なら、その困ったさえも愛してあげたい。
一緒に困ったを解決することを楽しみたい。
改めてそう思う。
そして、大人も自分のことを愛せますように