オセロの勝敗の鍵を握るのは何か!!
それは終盤 である!!
序盤中盤で圧勝ペースでも、終盤で下手を打つを負けてしまうのである。
それがオセロという盤上の格闘技の世知辛い側面である!
これまでは、序盤中盤で有利になる方法を書いてきたが、今回は、有利を勝ちに結びつける、終盤の戦術について学んでいただきたい!
ここでは、ざっと
①ライン通し
②辺を攻める
③打ちたくないところに打たせる(もぐる。手どまりを打つ)
の三つについて解説する。
では、①のライン通しから説明しよう。
![囲い厨のブログ-赤黄ライン](https://stat.ameba.jp/user_images/20110520/09/kakoikakoi/80/03/p/t02200220_0300030011239006209.png?caw=800)
ラインとは、一般的には、対角線の隅と隅を結ぶ斜めのラインのことである。
上の図では、赤と黄色で示した。
ラインを通すとは、この斜めのラインを自分の色で一色にするということである。
具体例を見よう。
![囲い厨のブログ-ライン通し1](https://stat.ameba.jp/user_images/20110520/09/kakoikakoi/54/bf/p/t02200220_0300030011239006207.png?caw=800)
上図。黒番である。
白には打ちたい所がない。
その上、黒はラインを通せる状態にある。
そこで、黒はライン通しを狙いたい。
さて、どこに打てばいいか?
正解は!!
![囲い厨のブログ-ライン通し2](https://stat.ameba.jp/user_images/20110520/09/kakoikakoi/4f/a5/p/t02200220_0300030011239006208.png?caw=800)
G2である。
星打ち(X打ち)をしてきた黒に対して、白は隅をとるための種石を作りたいところ。
ところが!!
白の打てる場所は、B2、G7、H2の三箇所しかない。
そのどこに打っても黒のラインを切ることができず、おまけにどこに打ってもたやすく隅をとられてしまうのである。
この場合、黒のライン通しは成功したと言えるだろう。
では、ライン通しを狙う時の条件とはなにか?
1.ラインを切られない。
2.相手の打ちたい所が他にない。
とりあえず、この二つの条件がそろったら、ライン通しを狙ってみよう!
次に、②の辺を攻めるについては、辺の形のところで解説したので、詳細はそちらを参照して頂きたい。
ざっと、書くと、ウイング攻め、双方C打ち攻め、隣り合ったピュアブロック攻め、などがあったな。
ポイントは、隅をとらせて潜り込むという点である。
練習問題を置いておくので、各自やってみるように!
練習問題①黒番
![囲い厨のブログ-ウイング攻め例](https://stat.ameba.jp/user_images/20110520/11/kakoikakoi/7e/7b/p/t02200220_0300030011239177743.png?caw=800)
上辺のウイングを攻めよう。
しかし、右辺の中辺が一色だ。
この場合、ちょっとしたコツがいるぞ!
練習問題②黒番
![囲い厨のブログ-P_B_W1](https://stat.ameba.jp/user_images/20110520/11/kakoikakoi/a1/ca/p/t02200220_0300030011239177741.png?caw=800)
上辺と左辺、隣りあった辺の中辺が一色(ピュア)になっているな。
ここが狙えそうだ!
練習問題③黒番
![囲い厨のブログ-双C攻め](https://stat.ameba.jp/user_images/20110520/11/kakoikakoi/2f/26/p/t02200220_0300030011239177742.png?caw=800)
下辺を双方C打ち攻めで、攻められそうだ。
おや、おまけに左辺の中辺が一色になっている。
これはさらに強烈な攻めが期待できそうだ。
さて、最善手はどれだ!
長くなってきたので、最後の③打ちたくないところに打たせる(手どまりを打つ)は、次回へと譲ることにする。
塾生諸君は、練習問題を検討して、修行を積んでくれたまえ!
今日はここまで!